平成の消費を変えたもの 1位は「ケータイ・スマホ」 博報堂生活総研の消費者調査
前と後とで劇的に変わった。
平成の消費行動に最も影響を与えたものは「携帯電話・スマートフォン」──博報堂生活総合研究所は6月25日、全国の消費者に買い物や消費について聞いた結果を発表しました。
「平成の消費観・消費行動に影響を与えたもの」で1位になった「携帯・スマホ」は、2位の「インターネット通販」に大きな差を付けてトップになっています。
30代以下では「SNS」「フリマアプリ」が上位になり、10代(15~19歳)では「無料で利用できる音楽・動画・写真などのアプリ・サービス」「インフルエンサー」も10位以内に。一方、40代以上では「消費税増税」「消費税導入」「阪神淡路大震災・東日本大震災」が上位になり、「若い世代に比べて社会・経済からの影響を大きく受けているようだ」といいます。
男女別では、男性は「パソコン」(男性2位:39.3%、女性5位:32.5%)、「コンビニエンスストア」(男性6位:20.6%、女性15位:16.1%)、「コンビニエンスストア」(男性6位:20.6%)など、「便利な買い物を実現したもの」が上位に。女性は「100円均一ショップ」(男性4位:31.5%、女性2位:39.9%)、「ファストファッション」(男性7位:18.3%、女性6位:26.7%)、「フリマアプリ」(男性21位:10.9%、女性12位:18.7%)など「安価でお得な買い物」に票が集まったとのことです。
博報堂生活総研が実施した「消費1万人調査」では、全国の15~69歳の男女1万人に5月下旬、買い物・消費に関する価値観や行動についてアンケート調査したものです。消費環境が大きく変化する中、生活者の買い物・消費に関する価値観や行動がどう変わったのかを調べるのが目的です。
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