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液体のり「アラビックヤマト」が“やみつき感触系おもちゃ”に! 「∞(むげん)プチプチ」開発者がクラウドファンディング開始

暇さえあれば“気泡をわりたくなる”不思議なおもちゃ。

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 液体のり「アラビックヤマト」を使った“やみつき感触系おもちゃ”を「∞(むげん)プチプチ」開発者が考案。7月1日から製品化を目指すクラウドファンディングがスタートしました。液体のりのおもちゃってどういうこと……?

「気泡わり専用アラビックヤマト」

 「アラビックヤマト」は円すい台の容器にオレンジ色のキャップが特徴の液体のり。事務用液状のりとしては国内シェアトップを誇るほか、最近では主成分であるポリビニルアルコール(PVA)が白血病の治療に役立つ可能性があるというニュースも話題になりました(関連記事)。

左が左が「液体のりアラビックヤマト」、右が「気泡わり専用アラビックヤマト」

 そんなアラビックヤマトを使った変わった遊び方を提案するのは、おもちゃクリエイターの高橋晋平さん。自身が小学生のころに3年間やり続けたという“気泡わり”を広めようとしています。

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おもちゃクリエイターの高橋晋平さん

気泡わりとは

 気泡わりとは何なのか。やり方を簡単に紹介してみます。まずある程度使用したアラビックヤマトを用意します。次に容器の底部と蓋部にそれぞれ手を添えて、徐々に傾けながらくるくる回転させていくと、容器の中の気泡がねじり切られるような状態となり、気泡が2つに割れる――これが気泡わりです。

気泡わりの方法

 文字にしてみると「何言ってるんだ」という感じかもしれませんが、これが意外と奥深い遊びで、上手に2つにねじり切ること自体にコツが必要な他、ねじり切った気泡同士の体積を1対1に割ることや、気泡を2つ以上にして遊べるなど楽しみ方は無限大です。

ヤマト社協力でまさかの「気泡わり専用アラビックヤマト」を開発

 そんな気泡わりは非常に奥深い遊びである一方、液体のりの残量によって難易度がめちゃくちゃ変化するという特性があります。そこで、高橋さんは誰でも簡単に楽しめるようにと「気泡わり専用アラビックヤマト」を開発することを決意。2019年に創業120周年を迎えるヤマト社と共同で、中身の量を40~25ミリリットルまでの16段階に分けて20回ずつテストした結果、充填量35ミリリットルが最も気泡わりに適していると調べ上げました。

左からヤマト株式会社リテール商品企画室の宿谷尚代さん、研究開発室の竹内憲太郎さん、高橋さん

 またパッケージには気泡の体積が1対1になったことが簡単に確認できる目盛りを貼ることも考案。シールを貼る位置決めには高校の数学教師兼お笑い芸人のタカタ先生が協力し、丸2日を掛けて積分を用いた体積計算を行ったほか、3D-CADが活用されているそうです。

高校の数学教師兼お笑い芸人のタカタ先生

クラウドファンディング

 そんな高橋さんの熱意が詰まりまくった「気泡わり専用アラビックヤマト」は、正式な商品化を目指すクラウドファンディングを7月1日にスタートします。

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 「気泡わり専用アラビックヤマト」1個が通常の33%オフでリターンされる早割1000円支援プランをはじめ、気泡わりチャンピオンを決める大会へのイベント参加チケットがリターンされる3500円支援プラン、指定のシリアルナンバーを刻印した「気泡わり専用アラビックヤマト」1個がリターンされる1万円支援プランなどさまざまなプランが用意されています(全て送料・税込み)。

 なお、「アラビックヤマトの気泡で遊んだ人サミット&気泡わりチャンピオン大会」は2019年10月30日に東京で開催が予定されており、優勝者は気泡わりの初代チャンピオンの称号が得られるとのことです。

 ちなみに編集部でも「気泡わり専用アラビックヤマト」を一足早く遊んでみたところ、5分くらいで気泡の2分割に成功。3日ほど毎日遊んでいたところ、6月30日現在で5分割にまでは成功しました。しかしやはり2分割状態で1対1の気泡を作ることは非常に難しいので、鍛錬が必要だと感じました。

3分割に成功した筆者
4分割にも成功
最高で5分割までできるようになった

(Kikka)

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