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17歳の少女が殺害され、遺体の写真がSNSに 米ニューヨーク州で

遺体写真の投稿を埋もれさせようと呼びかけるユーザーも。

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 17歳の少女が殺害され、容疑者がInstagramやDiscordなどのSNSに遺体の写真を投稿する事件が米ニューヨーク州で起きました。

 ユーティカ市警の発表によると、7月14日(現地時間)に、男性がガールフレンドを殺害したとSNSに投稿しているとの通報が多数寄せられました。その後、男性本人からも警察に殺害を認める電話があり、警官が駆けつけた際に男性は自殺を図りましたが一命を取り留めたとのこと。現場には首を刺されて亡くなった女性の遺体がありました。

 亡くなったのはビアンカ・デビンズさん(17歳)。容疑者はブランドン・クラーク(21歳)で、第2級殺人で起訴されました。2人はInstagramで約2カ月前に出会って親密になり、事件前日には一緒にコンサートに行っていました。その後2人の間で口論になり、殺害に至ったと警察は述べています。

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 警察は、容疑者がDiscordに遺体の写真を投稿したとしており、写真の拡散に対処するため各種SNS運営企業と協力していると述べています。

 Instagram親会社のFacebookは、容疑者のInstagramアカウントと共に遺体の写真を削除し、また同サービス上から当該の写真を削除するためにあらゆる手を講じているとメディアに語っています。その取り組みが不十分と感じているユーザーもいるようで、Instagramでは容疑者と被害者に関連するハッシュタグを付けて別の写真を投稿することで遺体の写真を埋もれさせようと呼びかける人も現れています。

呼びかけの投稿
現在は被害者のアカウント名のハッシュタグ(#escty)で検索すると追悼投稿が多く表示される。容疑者名のハッシュタグは検索できないようになっている

 3月にニュージーランドで銃乱射テロ事件が起きた際は、犯人の1人が配信した映像がインターネット上で拡散され、問題となっていました。

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