コラム

「焦燥す」「洋袴」「馬尻」「卵糖」って読み方分かる? 夏目漱石が使った“自由過ぎる漢字表現”(9/9 ページ)

現代人がマネすると「読めないんだけど」とマジレスされるやつ。

advertisement
前のページへ |       

【答え】卵糖

答え:カステラ

 チヨコレートを塗つた卵糖(カステラ)を口一杯に頬張る(『虞美人草』)

※引用は平成版『漱石全集』(岩波書店)によりました

参考文献

  • 今野真二(2008)『消された漱石 明治の日本語の探し方』笠間書院
  • 田島優「漱石の特徴的なあて字――字音的・字訓的表記と意味的表記との混交――」,国語文字史研究会編(2005)『国語文字史の研究 八』和泉書院
  • 田島優(2009)『漱石と近代日本語』翰林書房
  • 山下浩(1989)「漱石の『当て字』あるいは『誤字』について」,「言語文化論集」第30号

ながさわ

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  3. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  4. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  5. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  6. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  7. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  10. 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】