インタビュー

子どもの頃に誰もが抱く疑問「なかよし編集部は仲良しなのか」 編集部の“中の人”に直接聞いてみた(1/2 ページ)

ねとらぼ読者から質問募集した結果、めっちゃ届いちゃったので聞いてみました。

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 2020年に、65周年を迎える少女漫画雑誌「なかよし」。親しんできた読者にとってちょっと気になるのは「“作る側”の人たちは、どんなことを考えているのか」ということではないでしょうか。

 そこで、ねとらぼのTwitterアカウントを使って質問を募集し、なかよし編集部に回答してもらおう、というのが本企画。質問内容が自由に送れるようにしたところ、もっとも多かったのは“小学生の誰もが一度は考えそうなあの疑問”でした。

聞いてみたい気持ちは分かる

もっとも多かった質問その1「なかよし編集部って“なかよし”なんですか?」

―― 募集の結果、カブりにカブったのが「なかよし編集部は“なかよし”なんですか」という質問。ある意味、国民的疑問ですね。

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Q:なかよし編集部はみんな仲がいいですか?

A:部員も「なかよし」であることは、編集部の自慢のひとつです~。でも入る前は「なかよし編集部が“けんあく”だったらどうしよう…それはそれでオモロイが…」と正直不安でした。杞憂に終わりました。

※同様の質問がいくつもあったため、まとめて回答

 なかよし編集部員(以下略):実際、仲良しだと思いますよ。

 編集部によっては個人行動が多くて、部内に人がいないところもあるそうなのですが、なかよし編集部はみんなでふろくの企画を進めたりしていて、“ワイワイ作ってる感”が強いと思います。部員7人の小さな編集部なので、個人作業の内容も共有されていますし。

もっとも多かった質問その2「ふろくってどうやって作ってるんですか?」

―― 同じくらい多かったのが、ふろく関連の質問。みんな好きなんですね。

Q:「ふろく」の会議はどのように行っているのですか? 一付録にかかる企画期間など長くかかるものがありますか?

Q:40年前の読者です。付録はどうやって決めていますか。

Q:なかよしの付録は昔から豪華なイメージがあります、レイアースのトランプは今も思い出に残っています(年齢バレる)なかよしの付録はどのように考案されていますか?

 ふろくの内容は、皆で商品や企画書を持ち寄って会議して決めています。現在(取材は7月中旬)は春物を考えているところです。「ちょうど新学期の時期だけど、どういうのがいいかなあ」って。

―― かなり早くから動くんですね。

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 海外で製造される場合もあって、時間がかかるので。“スケジュール命”という感じです。

 会議では細かいところまで話し合います。「これかわいいから、見積もり出してみようか」「これ費用が高いから、別の素材を使ったら何とか実現できるんじゃないかな」とか。

―― いわゆる“編集者”のスキル、超えちゃってませんか?

素朴な疑問「そんなに豪華なふろくを付けて大丈夫なの?」

―― そういえば、雑誌のふろくって売上に影響するものなんでしょうか。「こんなに豪華なものを付けて大丈夫かなあ……」と思うことがあるのですが。

 ふろくの影響は大きいですよ。例えば、「まんが家セット(※)」のときは雑誌完売になりました。

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※まんが家セット:ふろくとして複数回登場。例えば、「スーパー最強まんが家セット」(2013年3月号)は本誌と同じくらいの大きさの箱にスクリーントーンやイラストステンシル、原稿用紙などを収録。あまりの豪華さにネット上でも話題になり、即完売してしまったという。

当時、ねとらぼ編集部も購入して記事に。写真は同記事のもの
セット内容の一部

 お金の話をすると、雑誌に関してはカツカツ。でも、これはどこも一緒だと思います。読者さんによろこんでいただけるのが一番うれしいので、これからもがんばっていきます!

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