夜道に現れた幽霊と不審者、本当に怖いのは……？　幽霊のやさしさにほっこりする漫画

　夜道で出会った幽霊が、実は不審者から守ってくれるやさしい幽霊だった！　そんな漫画がTwitterをほっこりさせています。

　何の変化もないつまらない毎日を過ごしていた女性が、帰宅中の夜道でふと何か面白いこと起きないかなぁと思います。例えば、街灯に人影が見え、近づくにつれて、長い黒髪の隙間に不気味な笑みが見えたりして。なんて妄想をしていると……。

　なんと、彼女が想像していた通りの風貌の、本物の幽霊と出会ってしまいます。幽霊は恐ろしい顔で、自分にこんなこと起こる訳がないと思っていたんでしょ？　と話しかけてきます。女性が思わず悲鳴をあげると、突然背後からまた別の悲鳴。振り返ると、ドタバタと逃げていく人影が見えました。もしかして、ストーカー!?

　生きた人間は何をするかされるか分からいない。「その恐怖は忘れない方がいいよ…　特にこんな夜は」と、幽霊が耳元でささやきます。

　そうして、おどろおどろしい空気と共に立ち去ろうとする幽霊でしたが、ここで女性からまさかの申し出。ストーカーが怖いから家まで付いて来てほしいとお願いします。「え？」と困惑する幽霊。

　家に着くと女性は「いや～～～ビックリした！」と、ストーカーからの驚異に開放されてホッと一息。幽霊相手に、まさか自分が狙われているとは……と話しかけます。ほんと、無事でよかったですね。それはそうと、自分も怖い存在なのだけど……と、戸惑いを隠せない幽霊。結果的にストーカーから助けてくれた上に、家まで着いてきてくれたし、この幽霊、絶対いい幽霊だ！

　幽霊は怖いものの代名詞ではありますが、実は生身の人間の方が怖いこともあるのかも？　つまらない毎日を過ごしていた主人公ですが、こんなやさしくて心強い知り合いができたら、つまらない毎日から脱出できるかもしれませんね。

　この漫画の読者からは「幽霊のやさしさよ、すごいすき」「幽霊より生きてる人間の方がずっと怖い今の時代」「幽霊にここまでときめく日が来るなんて…」など、幽霊さんのやさしさにほっこりしたというコメントが集まっています。

　作者は、まどろみ太郎（@tarousanlove1）さん。pixivコミックで『おじいちゃんしなない』を連載中。単行本『おまカプ』が発売中です。

画像提供：まどろみ太郎（@tarousanlove1）さん