深田恭子「ルパンの娘」4話で飛び出した「ルパン三世 カリオストロの城」の名台詞オマージュ! 視聴率急落でも安定の面白さ(2/2 ページ)
勘違いした深田恭子、岸井ゆきの出現に大ショック。
ルパンの娘が内包する「カリオストロの城」と「只野仁」の要素
第4話のもう1人のゲストは、南海キャンディーズの山崎静代。相方の山里亮太が幸せオーラを放ちまくる中、彼女は国際ロマンス詐欺の被害者・木口智子を演じた。
女性の心を弄ぶ犯人が許せない! だまされた智子を見て切なくなり、だまされていないのにだまされたと思い込む華が立ち上がる。華は図書館司書として、結婚に喜ぶ智子と一度顔を合わせていた。なるほど、このドラマは「特命係長 只野仁」(テレビ朝日系)的な要素も含んでいるのだな? 泥棒稼業に反対する華も、実は根っからの義賊気質だ。ロマンス詐欺の犯人・蛭沼に対し、彼女はこんな啖呵を切った。
「あんたは一番大事なものを盗んだんだよ。恋する女のハートをね」
華が銭形警部みたいなこと言ってる! 「ルパン三世 カリオストロの城」の名シーン「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」を思い出さずにいられないセリフである。やはり、「ルパンの娘」は「ルパン三世」を意識して制作されていた。どちらの盗賊も善人を傷付けないし。
犯人宅から出ようとする寸前、和馬に姿を見られてしまった華。先祖代々、ずっと誰にも正体を明かされなかったLの一族なのに、天性の鈍さを持つ和馬に見破られるというのも間抜けな話である。しかしこのドラマ、「和馬があやしむ」→「疑ってごめん」という流れを毎週ループしているので、本当に和馬が気付いているのかはまだ保留にしておこう。
今回も「ルパンの娘」は面白かった。続きが楽しみだ。そんな中、無視できない悲報が届いた。第4話の平均視聴率が5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったのだ。前回の8.2%から大幅ダウン! 1話完結特有の様式美が視聴者の飽きを招いたのだろうか? 異性の視線を恥ずかしがるエミリは確かに「見ないでください」と連呼していたけど、まさかそれが原因というわけでもないだろうに……。
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