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「世界で最も黒い黒」ウソのように真っ黒なBMWがデビュー、すごすぎる黒すごすぎる(1/2 ページ)
まるで2次元、3次元でも2次元。
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独BMWは8月28日(現地時間)、フランクフルトモーターショー2019で「世界で最も黒い黒」を施した超特殊仕様のBMW・X6を披露すると発表しました。
世界で最も黒い黒は、可視光の最大99.965%を吸収する物質「ベンタブラック(Vantablack)」を使ったSurrey NanoSystems製の特殊塗料「ベンタブラック VBx2」によるもの。光をほぼ反射しないので、凹凸や抑揚があるはずのボディーものっぺりと平面的に、全く違う車種のように見えます。
同技術は先端宇宙事業向け機材のコーティング用に開発されたそうです。光を吸収することで、太陽光が影響して検出が困難になる遠方かすかに光る星や遠くの銀河の観測をしやすくします。
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今回の特殊仕様車に施されたベンタブラック VBx2は建築用途向けに調整されたもの。反射率は1%程度に抑えた仕様ですが、クルマへの採用は同社によると世界初。3次元なのにまるで2次元のべた塗りの絵のように見える唯一の車両、見る人を驚かせること間違いなさそうです。
ベンタブラック VBx2が今後市販車の通常ボディーカラーオプションになるかどうかについて、Surrey NanoSystemsは「日常使用に十分な耐久性のある自動車用Vantablack VBx2塗料の開発は、超えるべき技術的課題がある」としつつも、BMWは「もちろん想定している。誰がが選んだのを見たら、自身も選ばずにはいられないだろう」と述べています。
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