ニュース

怪しい生徒はみんな“異世界帰り”扱い 中二病こじらせヒロインに振り回される漫画にツッコミが止まらない(1/2 ページ)

ある日美少女が降ってきて、床に落ちた。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 些細なことから同級生を“異世界帰り”と思い込む暴走こじらせヒロインに、ラノベ作家志望の男子が振り回される漫画『アイツ、異世界から帰ってきたっぽくね?』(作:橋元大河)がメタ要素いっぱいです。現在「コミック アース・スター」で連載中で、9月12日に第1巻が発売されました。


(天井にしがみついて待ち構えていた)美少女が降ってきた

 異世界ものを投稿サイト「小説っぽいだろう」に投稿して“だろう系”作家になろうと目論む男子高生・久森内の前に、ある日「やっと来てくれたね」と意味深なセリフを吐きながら美少女が降ってきます。どこかで見たようなシチュエーションですが、久森内が驚いている間に彼女はそのまま床に落ちる羽目に。美少女は「女の子が降ってきたら受け止めないと物語(ファンタジー)が始まらない」と久森内に説きますが、そもそも彼女は器具を使って天井にしがみついていたのでした。ファンタジーもへったくれもないし、むしろ天井にしがみつける身体能力がファンタジー。

 落ちてきた美少女は天使でもなんでもなく生徒会長の嵐。異世界に行きたい彼女は、「最近やたらと空中を指差している(ステータス画面を操作している疑惑)」「ガラケーからスマホに機種変した(スマホは異世界では強力アイテム)」などよく考えなくても無茶苦茶な理由で同級生を「異世界召喚から帰ってきた」と決めつけては身辺を探ろうとします。久森内は異世界ラノベ作家を目指していることを理由に、彼女の暴走に巻き込まれることに……。

advertisement

 異世界あるあるシチュエーションやメタ要素、「友情(ハーレム)・努力(チート)・勝利(ムソウ)」「異世界の戦いでは死=死」などツッコミどころ満載。嵐のこじらせっぷりが極まっていて、ついつい読んでいる方も久森内と一緒にツッコミを入れてしまいます。作中に登場する人気ラノベのタイトル「俺不可(俺の異世界辞書に『不可能』の三文字をくれ!)」のいかにもありそうな感じも絶妙。

 異世界ものだけど異世界には行かない、異色の異世界ものの同作。異世界ものが好きな人には刺さる場面が多そうです。

『アイツ、異世界から帰ってきたっぽくね?』1話出張掲載

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  10. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生