連載

【青春18きっぷオススメコース】高原の観光列車「HIGH RAIL 1375」でウマすぎる肉駅弁を喰らう旅月刊乗り鉄話題(2019年9月版)(3/5 ページ)

テーマはおいしい「肉と鉄道」。使い切りましょう、青春18きっぷ!【写真たっぷり51枚】

advertisement

HIGH RAIL 1375に乗車、高原列車で食べる「峠の釜めし」

 小諸駅にHIGH RAIL 1375がやってきました。青い車体が美しい。高原の緑と調和しています。


「HIGH RAIL 1375」に乗る

 HIGH RAIL 1375は「星空」をモチーフにしたデザインです。日中の1往復のほか、夜間は「HIGH RAIL 星空」として、野辺山駅の長時間停車中に星空観察会を開きます。車内にはプラネタリウムも。SL銀河にあったプラネタリウム投光器型ではなく、プロジェクターで投影する本格タイプです。観光列車の装備の進化がすごい。


2号車運転室直後の「ギャラリー HIGH RAIL」には本格プラネタリウムがある

スマホで前面展望を楽しめる

 進化していた装備といえば、車内Wi-Fiによるコンテンツ配信サービスも楽しめました。インターネットにはつながりませんが、車内アクセスポイントにつなぐと観光案内、星座の紹介などのコンテンツを楽しめます。景色にちょっと飽きたときにオススメ。運転席カメラからの展望映像もあって、前方と後方を切り替えられます。前方を見ながら、良い景色が来るなと思ったら横の窓に注目。絶景車窓予告装置と言えますね。

advertisement

 アテンダントさんは2人。車内販売や売店、記念撮影サービスなどをお世話してくれます。車体の色に合わせた紺色の制服がかっこいい。何とアイシャドーもブルー。お話を伺うと、車体や服ではなく、スカーフの色に合わせているそうです。もう一人の方もピンクのスカーフにピンクのアイシャドーでした。クールビューティーでした。惚れる……。

 小諸駅では隣の席にお客さんは来ませんでした。途中の駅から乗車されるかもしれません。そこで、今のうちにもう一度「肉タイム」。横川駅でも名物の「峠の釜めし」を買っていたのでした。ふはは。買わないわけがないじゃない。横川駅だよ。できたてだよ。おやつは車内販売のクッキーとアイスコーヒー。美しい緑の景色を楽しみつつカフェタイム。楽しい。早起きして良かったあ。


峠の釜めしで至高のランチタイム

車内販売でコーヒーやクッキーなどを購入。予約オプションでケーキセットなども買える

 野辺山駅では長時間停車。駅前を散歩して戻ると、相席に整った身なりの女性が座っていらっしゃいました。お話を伺うと、こちらに別荘をお持ちで、休暇を過ごした帰りという奥様でした。小海線には何度も乗っているけれど、たまたま都合の良い時間の列車に乗ろうとしたら指定席。乗ってみたらこんなにステキな列車と知ってビックリとのこと。

 ここからはお話好きの奥様が沿線案内をしてくださいました。野辺山天文台、JR最高地点、車窓から見える名勝「吐竜の滝」。八ヶ岳を望む大カーブ。幸せだなあ。まるで専属ガイド付きツアーみたいでした。しかし、2人の間には見えない壁が。それはきっぷ。奥様は小淵沢から特急でお帰りです。私は青春18きっぷの各駅停車です。これが格差社会か。ちがうか。


野辺山駅はJR駅でもっとも高いところにある

駅前広場に展示されている蒸気機関車はC56形。小海線で活躍した

発車してすぐに野辺山天文台が見える

線路の最高地点はこの踏切。標高1375メートル。列車名の由来だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
  10. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響