YouTube、認証バッジの条件変更を発表 クリエイターの反発受けて「バッジ取り消し」は撤回
当初は「YouTube外でも広く認知されている」アカウントに認証バッジを付与するとしていました。
YouTubeが、認証バッジを付与する条件を変更し、著名なクリエイターに付与するとの新しい基準を発表しましたが、クリエイターの不満を受けて方針を転換しました。
これまでYouTubeでは、登録者数が10万人を超えていれば、本当に公式アカウントであることを証明しなくても認証バッジを獲得可能でした。同社は当初の発表で、この基準を変更して、登録者数よりも「公式だと証明できる」「YouTube外でも広く認知されていること」などを条件にするとしていました。新基準を満たさないチャンネルには「認証バッジがつかなくなる」という通知をメールすること、異議申し立てができることも述べていました。
この発表にクリエイターからは批判が続出。認証バッジがなくなるというメールを受け取ったユーザーから不満の声が上がっていました。YouTubeのスーザン・ウォジッキCEOは「的外れだった」と謝罪。方針を転換し、「既にバッジを持っているチャンネルは持ち続けられる」と発表しました。
YouTubeの転換後の方針では、従来通り登録者10万人を超えるチャンネルが認証バッジを申請可能。「本物のクリエイターやブランド、団体などを代表するチャンネルであること」「公開チャンネルであり、説明やアイコン、コンテンツが存在しておりアクティブであること」が認証の条件となります。申請があったチャンネルは身元確認など審査を行い、なりすましと判断した場合は認証バッジは付与せず、追加の措置も取るとのこと。
またこの変更に伴って、認証バッジの見た目も変更。チャンネル名の横にチェックマークを表示するのではなく、チャンネル名の背景を薄いグレーにします。チェックマークをつけていたことで、YouTubeがそのチャンネルのコンテンツの内容を支持していると一部で受け取られていたという背景があり、そうした混同を招かないためとしています。
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