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「別れた元カレの母親が私の家を占拠している!」ヤバイ母子に振り回される相談者 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

「がんで余命半年だ」詐病で我が家に入り込んだ元カレの母親。

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 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月~金曜11時~ 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは9月24日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。とっくの昔に別れた元カレの母親が、自分の持ち家を占拠してしまい、出ていかないという恐怖の相談。

パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン

がんは私の勘違いだった

 相談者は53歳女性。結婚歴はあるが、20年ほど前に離婚しており現在は独身。12~3年前まで付き合っていた元カレは53歳。その母親が86歳(今回の記事中の「母親」「お母さん」はすべて元カレの母親のこと)。

 元夫との離婚後、14年前に住宅を購入して住んでいたのだが、どうもそこに元カレが転がり込んできたようだ。

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 12~3年前に男女の関係は終わったものの、元カレは仕事上のパートナーでもあることから(会社の共同経営者?)、その後もズルズルと「同居人」という関係を続けていたという。そして5年前に元カレの母親まで同居することになる。

 元カレと母親の関係も良好ではなく、幼稚園の頃に父親と離婚し、最後に会ったのは17歳の頃。30年振りに突然母親がやって来て「がんで余命半年だ」と告げられたらしい。元カレはさすがに年老いた母親を不憫に思ったのか、「最期くらいは看取ってあげたい」ということで相談者に頼み込み、同居することになったのだという。

 もう、この段階で相当マズイ。

 別れた男と10年以上同居を続けているのもアレだし、なおかつ母親まで受け入れてしまうとは。よっぽどのお人好しなのか、薄らボンヤリしているのか……!?

 とはいえ、当初は「それ(余命半年)ならば……」と考えていたようだが、同居をはじめてみたら「がんは私の勘違いだった」と言い出したのだ。これは明らかに計画的!

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 その上、しばらくすると、相談者に暴言を浴びせてくるようになったという。

 「うちの息子(元カレ)をたぶらかして、財産をみんな私(相談者)が乗っ取ったとか。いや、もともと私の家なんですけどって……」

 役所へ「(相談者に)虐待されている」と通報したり、近所トラブルを起こすようにもなり、同居に耐えられなくなった相談者は、別に家を借りて引っ越してしまったという(元カレは別の家を借りてそっちに住むことに)。

 それ以降、母親はそのまま相談者の持ち家を占拠し続けているのだ。

 この母親がヤバイのはもちろんなのだが、息子である元カレもかなりどうかしている。

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 当初は母親の生活費を出していたというが(当たり前だ)、ある時、母親が会社に乗り込んで来て嫌がらせをされたため「もうこんなの母親とは思えない」と言い出して、援助を打ち切ったというのだ。

 おそらく、相談者の家を占拠し続けている件に関しても我関せずというスタンスをとっているのだろう。

元カレとの関係性にも問題が

 この日のアドバイザーは三石メソード主宰で翻訳家の三石由起子。まくし立てるようにズバズバと問題点を指摘していく。

 「親と思えないってカレが言うのと、アナタがこの女の人と付き合えないというのとは決定的に違うわけですよ。カレは血のつながりがあるわけですから」

 その通り。援助をしないのは勝手だけど、自分が連れてきた母親なんだから、相談者の家から追い出すところまでセットでやってくれなければ困る。

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 「アナタはね、お母さんを相手にしない方がいいと思うんだけど」

 三石先生は母親は無視して、元カレに「お母さんの家賃を払ってください」と請求するべきだとアドバイスをする。しかし相談者としては金の問題ではないのだ。

 実は、元カレが母親への援助を止めたため、現在は生活保護を受給しているようで、家賃分として役所から相談者へ振り込みされるようにはなっている(とはいえ、生活保護1人世帯分の家賃、微々たるものだろう)。相談者は、むしろ「もう振り込まないでくれ」と役所に申請しているのだ。

 「家賃を受け取ってしまったら、私が容認している形になるので……」

 だったら家賃としてではなく、元カレに家慰謝料として賃分の金額を請求することを提案するが、相談者はそれにも難色を示す。

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 「カレからお金を取るっていうことは、結局会社の資金が目減りするっていうことでもあるんです」

 いくら社長だとしても、会社の資金と個人資産は別物だと思うのだけど。とにかく相談者は元カレを巻き込むのをイヤがっている様子。この元カレとの関係性にも問題がありそうだが……。

 「ホントに(母親が)目の前から消えて欲しいっていうことであれば、この家は当分の間、自分の物にはならないという風に決心してね、貸しているだけの関係だっていう風に割り切ることしかないって言ってんですよ、私は」

 それでも相談者としては、とにかく家を取り戻したいという気持ちが強いようだ。今、計画しているというすごい作戦を告白する。

 「お母さんが買い物かなんかに出かけた時に、私が家に入って、これから一歩も家に入れないように、私が籠城する形ですね。鍵を全部取りかえまして。もう一切入れないから、その時に保護してくださいって役所の人に言ったんです」

激しいアドバイス。スカっとしたけど法的には問題ないのか? イラスト/北村ヂン
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