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首里城火災、ネットでも「ショック」の声 夜空に燃える映像の投稿相次ぐ(1/2 ページ)

2000年には世界遺産に登録されていました。

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 沖縄県のシンボルともいえる首里城で火災が発生し、正殿、南殿、北殿がほぼ全焼に。現地沖縄での悲しみの声が報じられているほか、ネット上でも「ショック」の声が広がっています。

首里城 正殿(2016年7月撮影)

 那覇市消防局は会見で、31日2時41分ごろに警備会社から正殿から火災信号を受信したとの報告があり、防災センターに確認したところ、煙が見えたと説明。出火原因は調査中で、これまでのところけが人などの情報はありません。

 3時過ぎにはSNS上でも「首里城火事なってるけどやばくない?」「嘘だろ。首里城。燃えてる」といったコメントと共に、建物が真っ赤に燃える映像が多数投稿されました。噴煙や火の粉は市街地にまで伸び、近隣の住宅地で撮影された投稿では、深夜の空が赤く染まる様子も確認できます。

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 首里城の公式サイトによれば、城は内郭と外郭に大きく分けられ、内郭は15世紀初期に、外郭は16世紀中期に完成。1429年から1879年までに存在した琉球王国の国王とその家族が居住する「王宮」として、また王国の行政機関「首里王府」の本部としての役割を担いました。

 宗教上も重要な意味を有した首里城ですが、1945年の沖縄戦で消失。戦後、跡地は琉球大学のキャンパスとなりましたが、大学移転後に復元事業が推進され、1992年、沖縄の本土復帰20周年を記念した国営公園として、18世紀以降の姿をモデルに復元。2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、日本で11件目の世界遺産として登録されました。

・参考:首里城公園公式サイト 首里城について

 今回火災が起きたのは、10月27日~11月3日にかけて行われる「首里城祭」期間中のこと。琉球王国時代の、琉球国王・王妃の行列をはじめ、中国の使者を歓待する際に踊られた伝統芸能などを披露する催しが行われていました。

 首里城公園公式サイトでは31日に「臨時休園・休場のお知らせ」を掲載。首里城公園の有料施設を含む園内施設が休園となり、詳細については「現在確認中でございます」としています。

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