仏パリのノートルダム大聖堂で現地時間4月15日に発生した火災を受けて(関連記事)、Twitterでは火事現場の写真から、思わぬ論争が発生しました。ある宗教的な投稿への、冷静で論理的なツッコミが話題となっています。
全世界に驚きと悲しみを与えた、ノートルダム大聖堂の火災。鎮火後のある画像をもとに、Twitterにある文章が投稿されます。
「After all the aftermath and destruction of the Notre Dame fire, the alter and cross remained untouched. Please explain to me how you don’t believe in God after seeing this.(延焼と破壊をつくしたノートルダム大聖堂の火災ですが、祭壇と十字架は無傷で残りました。これを見てもなお、神を信じない理由を説明してみてください)」
「火事によって大きく破損したノートルダム大聖堂の中で、十字架が無傷のまま残ったのは神様が起こした奇跡である」という趣旨の、信仰深いお言葉。しかしそこに、的確な回答が現れるのでした。
「Because the melting point of gold is 1064°C and a wood fire burns at around 600°C(それは金の融点が1064度であるのに対して、木が燃えるときは600度程度だから)」
「神の奇跡である」という発言を、融点(固体が液体になりはじめる温度)という科学的事実であっさりと説明したのは、Dan Broadbentさん。Twitterのアカウントプロフィールに「科学オタク」とあるのにふさわしく、冷静かつばっさりと簡潔に議論が終了してしまいました。これはぐうの音も出ない。
世界中の人たちがこのやりとりに反応し、Dan Broadbentさんの引用リプライは19日時点で20万2000RTを突破。そのリプ欄は、Dan Broadbentさんと同様の無神論者による「なぜ十字架が燃えずに残ったのか」の大喜利大会のような様相をていしています。
ちなみにDan Broadbentさん、4匹の猫と一緒に暮らしているそうで、彼らがとてもかわいいのです! 無神論者も有神論者も、猫ちゃんのかわいさに負けてしまうのは皆同じはず。みんな、猫ちゃんを愛でて仲良くしようぜ!
※ねとらぼではDan Broadbentさんに猫ちゃんの紹介許諾をいただいています
4匹の猫たち
画像提供:@aSciEnthusiastさん
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