「うんこの画像を送って」 AI活用うんこデータベース構築目指し、米企業が画像を募集
完全匿名でうんこ画像を集めています。
腸内細菌の研究と活用を行う米新興企業Seedが腸の健康課題に取り組むauggiと協力し、うんこ画像データベースの作成を始めたことを発表しました。科学発展のためのうんこ画像を募集しています。匿名で集まった画像はAIが解析し、科学者たちの研究に貢献します。
Seedによると、大量の画像を解析することで、うんこの状態を健康か不健康か診断できるデータベースを作ることが狙い。世界中から集まったうんこ画像をAI「auggi」が解析し、さまざまな症状の画像を蓄積していくことでAIの診断精度を高めていきます。既に3万6000件のうんこのクレイモデルでトレーニングを行っており、現実の人間から提供された本物のうんこ画像に取り組むタイミングになったといいます。
このプロジェクトには、匿名で誰もが参加できます。排泄後の便を撮影し、画像をアップロードをするだけというシンプルな手順。アメリカでは約7000万人が消化器疾患や下痢を患っている一方で、排泄に関する話題は積極的に語られることはありません。Seedは「私たちはうんこがキモくて、恥ずかしくて、気味の悪いものだと思っているけれど、本当は何であるかを語るための言語を持っている。うんこにまつわるタブーを打ち破り、汚名返上をするときなのです」と力強く訴えています。ちなみに、画像提供は一人一回以上しても良いとしており、たくさんの画像が研究開発の手助けになるようです。
安心して画像提供できるよう、募集ページではプライバシーの説明を丁寧にしています。提出された画像は、個人を特定できる情報とは切り離され、匿名の画像としてAIに渡されると説明。参加者が「私は科学発展に貢献したんだと」と安心して胸を張れるように、誰がどのような写真を渡したか分からない仕組みとなっているようです。
Seedがプロジェクト実施をInstagramで発表すると、「私も科学発展に貢献します」「興味深いプロジェクトです。アップロードしたあとに画像を消し忘れないようにしないとね」といった好意的なコメントが多数寄せられました。また、次から次へと映像が切り替わる印象的なPR動画にも「私のお気に入りショートビデオです。天才的!」などのコメントが寄せられています。
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