レビュー

「まだ結婚できない男」親不孝あるある連発で身につまされる4話 気になる「恋の行方」と「やっくんの正体」(1/2 ページ)

「あんた、結婚しない方がいい」母親からも見捨てられた桑野さん!?

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 2006年に放送された阿部寛主演のドラマ「結婚できない男」が13年振りに復活。「まだ結婚できない男」(フジテレビ系・火曜21時~)第4話。母・育代(草笛光子)が桑野信介(阿部寛)の部屋に転がり込んできた。水漏れした自宅から避難し、圭子(三浦理恵子)の家に身を寄せていたのだが、ケンカをして飛び出して来てしまったのだ。

 居留守を使ってスルーしようとしたり、あの手この手で追い出そうとしたり……桑野の親不孝な行動が、あるある過ぎて胸が痛い。

50代となり、母親に対する態度にも変化が見えた桑野 イラスト/北村ヂン

親にプレゼントを渡すのが照れくさい

 恐ろしいのは、桑野の母親とは思えない育代のコミュミケーション能力

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 桑野の隣室に住む女優・深川早紀(深川麻衣)に、桑野が在宅中であることを聞き出し、リフォーム会社との交渉を依頼した弁護士の吉山まどか(吉田羊)とはアッという間に仲良しに。さらに、チョロッと訪れただけのカフェの店長・田中有希江(稲森いずみ)とまで親しくなっている。

 オカンが友人たちと勝手に仲良くなって、自分の噂話をしているなんて、これまた地獄。姪のゆみ(平祐奈)まで加わって、自分を誹謗中傷している「やっくんのブログ」を見て、みんなで盛り上がられた日には……もう死にたい!

 前作では、やたらと結婚プレッシャーをかけてくる育代のことを、ただただウザがるばかりだった桑野だが、さすがに50代となり、母親に対する態度にも変化が。

 圭子から、育代の誕生会を開き、プレゼントも渡すように言われた桑野は、まどかの弁護士事務所まで訪れてプレゼントの相談をする。今までだったら、プレゼントなんて無視してそうなのに!

 まどかから「(何が欲しいか)聞くのも渡すのも照れくさいということですか?」と突っ込まれ、「自分はどうなんですか?」とムキになって返す桑野。ここで、まどかから意外な家庭の事情が明かされた。

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 「うちは親子関係に問題があるんですよ」「親不孝な娘なんです、結婚もしないで心配ばかりかけて」

 まどかの母親は、何かと娘に対抗心を燃やし、娘の居場所を荒らしていくタイプの毒親らしいのだ。まどかが結婚しない理由もそのあたりにあるのだろうか?

あんた、結婚しないほうがいい!

 結局、まどかのアドバイスで「Le Chat noir」の香水を(有希江に代理購入してもらい)プレゼントとして用意した桑野。

 鼻歌を歌いながら帰宅するなど、プレゼントを渡して育代が喜ぶのを楽しみにしているような雰囲気も出していたが、シタビラメの調理法で育代と言い争いに。

 「不幸な女性を生みださないためにもあんた、結婚しないほうがいい!

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 プレゼントを渡せないまま、育代は部屋を出てしまう。

 普段、周りの人たちに嫌われても平気な顔をしている桑野だが、さすがに母親に対しては「やっちまった」感があふれていた。育代の作ったシタビラメの煮付けをひとりで食べる桑野の、苦~い顔がツライ。

 母親を喜ばせようと思っていたのに、素直に愛情表現できなくて逆に悲しませてしまうこの感じ……親不孝あるある!

 まあ、育代の方は、早紀、まどか、有希江、ゆみが集まって、楽しそうに誕生会を開いていたのだが。どれほどコミュ力高いのか!?

 結婚というよりも、親との関係性について描かれた今回。普段から親孝行している良識ある視聴者は、母親相手にアタフタする桑野を笑えたかもしれないが、親に心配ばかりかけているタイプの視聴者は「母ちゃん、ゴメン!」という気持ちがわき上がって、重~い気持ちになったんじゃないだろうか(オレも!)

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 「こんな風にお誕生日に物をもらうのは、あと何回かしらね。いつまでもあんたのそばにいられるわけじゃないのよ」

 いつもやたら元気な育代が、突然年齢のことを持ち出してきたのにもギクッとさせられた。……実家に電話しよ。

早紀、まどか、有希江、ゆみに誕生日を祝ってもらう母親、楽しそうな隣室 イラスト/北村ヂン
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