レビュー

福士蒼汰もっとしっかり!「4分間のマリーゴールド」6話 このドラマ、どんどん桐谷健太と横浜流星が魅力的に見えてくる(1/2 ページ)

みこと……余命宣告を受けている相手になんてこと言うのか。

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 福士蒼汰主演の金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」(TBS・夜10時~)。人の「死の運命」が見える救急救命士と、余命1年の義姉との禁断の愛を描く。先週放送の6話から「第二章」が始まったが、ストーリーが劇的に変わることはなくて、いつものように福士蒼汰が悩んでいる間に1時間終わってしまった。視聴率は5.7%。

「結婚」に向かう沙羅(菜々緒)とみこと(福士蒼汰) イラスト/まつもとりえこ

シロがめっちゃかわいい

 沙羅(菜々緒)は近いうちに死ぬ。義理の姉弟であるみこと(福士蒼汰)と沙羅は恋人同士になる。2つの非日常的な事柄を飲み込みつつ、花巻家は日常を取り戻したようだ。長兄の廉(桐谷健太)はみことにじゃれつき、藍(横浜流星)は沙羅の体に良さそうな料理をつくる。

 家族公認となり、楽しそうにイチャつく2人。

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 「沙羅、結婚しようか。結婚しよう」

 「急に来たね」

 視聴者も思った。

 「私でよければ」

 「よかった(笑顔)」

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 よかったね。福士蒼汰に撫でられているシロがめっちゃかわいい。シロをもっと映してほしい。それにしても模試はオールA判定、料理がめちゃくちゃ上手くて、女の子には素っ気ないイケメン高校生の横浜流星って何よ。彼が主役のスピンオフを作れば高視聴率じゃない?

 みことは救急救命士としての仕事も続けているが、必ずしも傷病者の命を助けられるとは限らない。みことは不安な気持ちを上司の江上(三浦誠己)に吐露する。

 「俺、よく『大丈夫、助ける』って唱えてるんですよ。それって結局、不安な気持ちに無理やり蓋(ふた)してるだけなのかもって」

 みことの「不安な気持ち」は、もちろん沙羅についてのものにもかかっている。むしろ、そちらのほうが大きいだろう。そんなことを知らない江上は誠実に答える。

 「弱気じゃない。正直なだけだよ。正直に不安と向き合って、起こりうるすべての可能性を慎重に探る」

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 結局、6話はみことが「不安と向き合う」までのお話だった。丁寧な展開とも言えるが、非常に地味なお話とも言える。

ひとめでわかる人物相関図 イラスト/まつもとりえこ
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