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『ジョゼと虎と魚たち』が劇場アニメ化、ボンズ制作で2020年公開へ

名作が実写映画に、そして今度は劇場アニメに。

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 芥川賞作家の田辺聖子さんの代表作『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫刊)の劇場アニメ化が発表されました。アニメーション制作はボンズで、映画「おおかみこどもの雨と雪」助監督などを務めたタムラコータローさんがアニメ映画初監督を務める同作は2020年公開予定です。


劇場アニメ「ジョゼと虎と魚たち」ビジュアル

 原作は、足が不自由でほとんど外出せず、趣味の絵と本と想像の中で自分の世界を生きるジョゼが大学生の恒夫と出会い、人を愛することで外の世界へと飛び出していくラブストーリー。2003年には妻夫木聡さん、池脇千鶴さん主演で実写映画化され、ジョゼと恒夫が人間的に成長しながらもほろ苦い恋愛となる展開は演者のベッドシーンなども手伝って話題を呼びました。

 あれから17年、劇場アニメとなって帰ってくる同作は、「おおかみこどもの雨と雪」助監督や「ノラガミ」シリーズの監督を手掛けたタムラコータローさんが監督を務め、脚本を「ストロボ・エッジ」の桑村さや香さん、キャラクターデザインと総作画監督を「妖狐×僕SS」「クジラの子らは砂上に歌う」の飯塚晴子さんが担当。アニメ化の発表に併せてジョゼのビジュアルも発表されています。

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 タムラコータローさんは、「この作品にはどんなに時がたっても多くの人の心をとらえて離さない不思議な魅力がある」と1984年に発表された原作小説の持つ普遍性を説明。「どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです」とコメントを寄せています。

(C)2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project



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