Switch購入時に「贈る相手はサンタを信じていますか?」 ヨドバシカメラが子どもの夢に配慮する神対応
サンタさんのプレゼントに店の保証スタンプが押してあったら、ガッカリさせてしまうだろうという優しい配慮。
Nintendo Switchをクリスマスプレゼント用に買ったら、「贈る相手はサンタを信じていますか? 信じていませんか?」と店員から確認があった――。ヨドバシカメラ宇都宮店の配慮が「神対応すぎる」と、Twitterで称賛を浴びています。質問の意味はいったい?
対応を受けた、漫画家の仔鹿リナ(@lina_kojika)さんによると、店員が確認したのは「保証書用のスタンプを外箱に押すか押さないか」。Nintendo Switchの保証書は本来、外箱に印刷された枠に店舗印が押されることで完成するのですが、店員はサンタを信じている子どもへのプレゼントの場合、「箱にスタンプを押さない保証方法」を提案しているというのです。
サンタからのプレゼントに「ヨドバシカメラ」の印があったら、子どもの夢を壊してしまうかもしれない――そんな配慮に、仔鹿さんは感心。リプライでも「そういう優しさ、今こそ必要」「子どものころ、知ってる玩具屋さんの包装紙でサンタがいないと悟ったから、こういうサービス本当に神対応」「包み紙を見たうちの子に『サンタさんもハローマック行くんだね』といわれて苦笑いしたことが」といった共感の声が多数寄せられました。
仔鹿さんに詳しい話を聞いたところ、プレゼントを贈る相手は小学4年生の娘さん。彼女は前回のクリスマスからNintendo Switchをサンタにお願いしていたのですが、親としては品薄等の事情がネックで断念していたのだそうです。
そこで今度こそはと、夫婦で相談して地元のヨドバシカメラへ。娘に悟られないよう、購入前から「包装紙はお店のものじゃないのでお願いしよう」「テープなども気を付けて見ておこう」と考えていましたが、保証書が別紙でなく、外箱に付いているとは思っていなかったそうです。
そしてレジでクリスマス用の包装を頼んだところ、店員から件の質問があったとのこと。そんな想定外の配慮に驚く一方で、とてもうれしかったといいます。
プレゼントは店の有料サービスでラッピングされ、娘さんに見つからないよう隠されているとのこと。「サンタさんにお願いできるのは1つだけ」と教えているので、ソフトは後日親子で一緒に買いに行くつもりだそうです。
最後に、「最近はなんでもネットで買い物することが多かったのですが、お店ですばらしい対応をいただき、幸せな気分になりました」と、仔鹿さん。このほっこり案件についてヨドバシカメラにも取材したところ、「基本的にスタンプは押させてもらっている。今回の件はあくまでも個別の話で、全店での対応ではない。今回は宇都宮店の責任者が、明らかにクリスマスのプレゼントであることや、過去の経験から機転を利かせて対応した」との回答がありました。
こうした対応について、客の側からお願いすることもできるが、やはり「スタンプは押すのが基本」とのこと。広報担当者は「こればかりは店舗の担当の判断で、今回はヨドバシカメラとしてもお客さまに寄り添った対応だったと思っている」と述べています。
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