インタビュー

【仕事のグチ、聞かせてください】インフルは「熱が下がったら来い」 職場のスーパーがパワハラ体質で退職した話(2/3 ページ)

パワハラ体質のスーパーで働いた方の体験談。

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「申し訳ないけど、あそこは……」言葉を濁して対応してくれない労基

 当時、私がいたお店はあまり好きではなかったですね。人間関係がすごく悪いし、手癖が悪いパートさんもいたりして。シャリを何キロ単位で盗むおばあちゃんとか、スキを見て10キロの米袋を持っていく夫婦とか。

 副店長はワガママというか、気に食わないことがあるとカッとなって怒鳴り散らしたりするタイプの人。インフルエンザ以外だと、「パワハラで訴えられたって俺は怖くねえ!」と物を投げつけられたりしましたね。

―― 絵に描いたようなパワハラですね

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 最初は、私のミスだったんですけど……もうよく覚えてないですね。確か、売価の貼り間違えとかで、「すいませんでした」で終わると思ってたんですけど、副店長は「ふざけんなよ!」という感じで。

 ちょっと言い方がヒドかったので店長に相談してみたら、副店長に注意してくれました。でも、副店長は注意を受けたことが気に食わなかったらしくて、物を投げつけてきました。それも店長がいないタイミングにやってくるんですよ。

―― 周りには相談しなかったんですか?

 そもそも店長に相談しなければ、こうならなかったわけで。会社そのものに対する不信感が強くて、職場は誰も信用できませんでした。

 行きつけの飲食店の店員さんに相談したら、その方も偶然、パワハラなどから仕事を辞めた経験があって、「労基に世話になった人がいるよ」と紹介してもらえたのですが……。

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 実際に紹介してもらったら「申し訳ないけど、あそこは……ちょっとできないね」という感じで。

―― ダメだったんですか?

 そのスーパーは地域との関わりが深くて、皆つながりがあるんですよ。ワイロでも流していたんじゃないか、と思ってます。

 で、「もうダメだ」と思って、次の就職先のめどがついた段階でノロウイルスとウソをついて休んで、そのまま一度も出社せずに辞めました。本来は筋を通してあいさつに行くべきなんですけど、「お世話になりました」とは言いたくなくて。パートさんたちに迷惑が掛かる形になって、申し訳なかったと思います。

 退社時、有給が残っていたので電話で「全て使わせてもらいます」と伝えたら、会社は「いや、使わずに辞めろ」と。そこで母親に受話器を渡したら「いや使えますよ」と手の平返し。結局、有給は全て消化できました。

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―― どうして母親に電話を代わってもらったんですか?

 こういう感じの会社なので過去にも退社トラブルがあって、私もいろいろ見聞きしていたから「家族を出せば黙る」と分かっていたんです。第三者からどこかに報告されると困る、という認識があるんでしょうね。

※本記事は取材対象者の声をそのまま記事化したものです。当該業界、職種などの労働環境一般を説明するものではありません。

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