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今だからこそ見たい名エピソード 上原正三さんをしのび「帰ってきたウルトラマン」第33話「怪獣使いと少年」無料公開

ウルトラマンシリーズ随一の傑作。

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 円谷プロは1月10日、ウルトラマンシリーズやスーパー戦隊シリーズなどのシナリオを多数手掛けた脚本家・上原正三さんが1月2日に死去したことを受け、代表作の一つである「帰ってきたウルトラマン」第33話「怪獣使いと少年」を無料公開しました。ウルトラマンシリーズ随一ともいわれるエピソード、この機会にじっくり味わいたいものです。


上原さんをしのんで不朽の名作を無料公開(TSUBURAYA GALAXY公式サイトから)

 沖縄県出身の上原さんは、「ウルトラマン」でメインライターを務めた同郷でもある故・金城哲夫さんの誘いで設立間もなかった円谷プロに入社。「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の脚本を手掛けた後にフリーとなり、1971年放送の「帰ってきたウルトラマン」でメインライターを務めました。中でも今回公開された第33話「怪獣使いと少年」は、あるきっかけで宇宙人と暮らすことになった1人の少年がいわれなきレッテルを貼られ強烈な迫害を受けるという、子ども向け番組としては異例のシビアなストーリーが描かれました。その衝撃は今も伝説となって多くのファンの間で語り継がれています。


上原さんがメインライターを務めた「帰ってきたウルトラマン」(円谷プロ公式サイトから)

 上原さんは生前、ある雑誌のインタビューで同作についてこう話しています。「あれはまだ新人ライターだったからやれたんです。ここでやらなきゃいつやるの? という思いもあったし、“上原正三ここにあり”という作品をやらないでどうする、というある意味山っ気みたいなものが、あの作品になったんだと思います」(「昭和40年男」2013年12月号より抜粋)。現代ではさまざまな制約から困難と思われる表現が多分に含まれていますが、だからこそ見ておく価値のある内容であると言えるでしょう。

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 「帰ってきたウルトラマン」の後、「がんばれ!!ロボコン」「秘密戦隊ゴレンジャー」「宇宙刑事ギャバン」など東映制作の名だたる特撮作品でも無数の脚本を手掛けた上原さん。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

ADAKEN

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