「ウルトラシリーズ」などで知られる円谷プロダクション(円谷プロ)は11月23日、ウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社マーベル・エンターテインメント(マーベル)とともに、ウルトラマンのコミックを製作すると発表しました。2020年に発行される予定とのことです。
発表は、11月22日から24日まで幕張メッセで開催されている「東京コミコン2019」で行われました。コミックのストーリーや制作チームの詳細は後日発表する予定。円谷プロおよびマーベルの公式サイトで最新情報をチェックしてほしいとのことです。
マーベル・コミックス編集長のC.B.セブルスキーは、「ウルトラマンは今日のポップカルチャー界で一番情熱的とも言えるファン層を築いてきました」「さらに多くのファンへ新たな物語をお届けすることをとても楽しみにしています」とコメント。50年以上にわたり愛されているウルトラマンのコミックを製作することに、とてもワクワクしていると語っています。
円谷プロ会長兼CEOの塚越隆行さんは、「長くエンターテインメント業界を牽引されているマーベルとの取り組みを発表できることを大変嬉しく思います」と喜びを語り、マーベルとウルトラマンの新たなストーリーに期待してほしいとコメント。
円谷プロとマーベルがコラボすると知り、「こりゃレディ・プレイヤー1で出来なかった事が出来そう」「なんか、凄いことになってきたな……」とファンからは驚きの声が多数上がっています。また「ウルトラマンオーブ」(2016年)で主人公のクレナイ・ガイを演じた俳優の石黒英雄さんはTwitterを更新。「Marvelにウルトラマン参戦!!」と喜びのコメントを寄せています。
C.B.セブルスキーマーベル・コミックス編集長のコメント
「世界でもっとも人気のあるフランチャイズの1つとして、ウルトラマンは今日のポップカルチャー界で一番情熱的とも言えるファン層を築いてきました。(今回のプロジェクトを通じて)さらに多くのファンへ新たな物語をお届けすることをとても楽しみにしています。マーベルと同様に、ウルトラマンは現実世界を舞台とした壮大な物語を通じて、世代を超え、ファンの心を虜にしてきました。そしてそれはもはや定番としてテレビ番組、映画、玩具、ゲーム、コミックやその他いろいろな形で愛されています。来年、ウルトラマンの新たな章をお見せできることにとてもわくわくしています」
塚越隆行円谷プロ会長兼CEOのコメント
「このたび、80年以上に渡り世界中のファンに愛される魅力的なキャラクターやストーリーを生み出し、長くエンターテインメント業界を牽引されているマーベルとの取り組みを発表できることを大変嬉しく思います。マーベルとウルトラマンの新たなストーリーを開発し、世界中のマーベルファン、ウルトラマンファン双方にお届けできることを、私自身とてもワクワクしています。ぜひご期待下さい」
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