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自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで「衛陶技能選手権(トイレ作りの大会)」の取材をレポートする漫画「ルーツレポ」

感想「……画は地味だな」

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 漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は先日ミュージアムを見学させてもらった(関連記事)TOTOさんのお誘いを受けて、トイレ作りの技術を競う大会「衛陶技能選手権」の取材に行ってきました。

ルーツ プロフィール

北海道出身の漫画家・漫画原作者。代表作に『てーきゅう』(原作)、『ルーツビア』など。ヤングチャンピオン烈にて、『異世界のトイレで大をする。』連載中。ニコニコ静画で自分の日常を4コマ(実質3コマ)漫画にした『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』更新中。中身はビール好きのおっさんです。

編集雑記

 「衛陶」とは「衛生陶器」の略。要するにトイレや浴槽、洗面台などのことですが、意外とあれを「陶器」って認識していた人は少ないんじゃないでしょうか。編集も言われてはじめて「そうか、確かにあれ陶器だよな……」と思いました。

 TOTOの衛生陶器作りはほとんどの工程に人の手が入っており、「職人技」を持った従業員も多数いるんだとか。そうした技術を見るのがこの選手権。ミニチュアの便器を作ってその完成度を競います。ルーツも体験させてもらいましたが陶芸のような楽しさがあったとのこと。ちなみに作ったミニチュア便器は貯金箱として持って帰れるのですが、ルーツのものは穴のサイズをミスって500円玉が入らなかったそうです。あるある。

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 世界各地のトイレプロがその頂点を決める大会とあって、出場者の熱気はかなりのもの。TOTOの関係者や取材陣なども大勢駆けつけて専門的な会話で盛り上がっており、ルーツは「スラムダンクの観客みてえだな」と思ったそうです。海外の選手は風土の違いで土の感触が違うことなども事前に想定してくるなど、熱い駆け引きがある大会なのです。画は地味ですが。

 ちなみに今回優勝したのはベトナムから出場した選手。終了後は取材陣に囲まれ質問攻めにあい、さながらスポーツのヒーローインタビューのような状態になっていました。なお、あまりに延々と質問タイムが続くのでルーツは先に帰ったそうです。帰ったのかよ!

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