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三菱電機、サイバー攻撃で情報流出か 一部で報じられていた「防衛など重要機密情報の流出」については否定(1/2 ページ)

昨年6月の時点で不審な挙動を確認していたといい、半年以上も公表しなかったことについても批判の声があがっています。

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 三菱電機は1月20日、第三者の不正アクセスにより個人情報および企業機密が外部に流出した可能性があると発表しました。なお、一部で報じられていた「機密性の高い防衛関連、電力や鉄道といった重要な社会インフラ関連など官民の取引先に関する情報」については、社内調査の結果「流出していないことを確認済み」としています。

 同社によると、不審な挙動がみられたのは昨年(2019年)の6月28日。その後同社では速やかに外部からのアクセスを制限するなどの対策を講じたとのこと。なお現在までのところ、今回の不正アクセスによる被害や影響は確認されていないそうです。

 同案件を巡っては、朝日新聞が1月20日の朝刊で「三菱電機にサイバー攻撃 防衛などの情報流出か」との独自記事を掲載。不正アクセスの被害規模について「国内外の120台超のパソコンや、40台超のサーバーに不正に侵入された形跡が見つかった」「自社の情報に加え、防衛省、環境省、内閣府、原子力規制委員会、資源エネルギー庁など10を超える官公庁や政府機関、電力、通信、JR・私鉄、自動車の大手を中心に少なくとも数十社の国内外の民間企業に関する様々な情報が不正アクセスを受けた」などと報じたほか、犯人について、中国系のサイバー攻撃集団「Tick」の関与も示唆していました。

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 報道を受け、ネット上では「重要インフラに関係する企業であり、その企業情報の流出は国の存亡に関わるといっても過言ではない」「どうして半年以上も公表しなかったのか」と三菱電機に対し厳しい声も。同社は「該当の方々や関係するお客様に多大なるご心配とご迷惑をおかけすることを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

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