「幅は1.7メートルだ。貴様は通れるか?」 最狭の険道「神奈川県道515号」、やっぱり絶対に通れなかった(3/4 ページ)
県道515号には、もっとすごい「門番の大ボス」がいた……!
ついに通行止め……「ゴッツイ遮断機」で遮断された
復旧したカーブを抜けると急に視界が開けます。名手集落が近づいてきました。
視界が開けてすぐに、名手側の最狭ゲートがあります。名手側の道路情報板に「県道515号」と書かれていました。約2キロの道のりを歩いてきて、初めて「県道515号を示すもの」を見つけました。
名手側ゲートの近くにも「幅1.7メートル規制」の標識が無数にあります。なぜか何度も「後ろから」ぶつかったような跡があり、内側にひしゃげていました。
これは三井側から来た人が激狭エリアをようやく抜けたものの、気が抜けて標識にぶつかってしまった跡……なのかもしれません。
ゲートを抜けたとはいえ依然道幅は狭いままです。クルマの幅1台分くらいしかありません。歩行者とクルマの離合も難しいほどです。
ふと三叉路に出ました。正面を見渡し、ようやく少し広くなるぞ……と思いきや、こちらは市道。残念、正面は違う道です。県道515号線はその右、狭いままの小道の方です。
極狭区間から解放されたと思いきや再び始まる極狭区間。しかしそれも長くは続きません。三叉路の入口には「この先落石の為全面通行止」の注意看板が出ていました。
ここから1分も歩けば、無数の注意看板と共に「全面通行止め」です。ゴッツイ遮断機で行く先を閉ざし、クルマも歩行者も通行を禁じています。看板には「この先、千木良まで落石の恐れがあり。また、路肩も危険の為全面通行止 通り抜け出来ません」とあります。
このゴッツイ遮断機は、下りたままもう二度と上がることはない……と思います。遮断機の奥に、単管パイプを格子状に組み合わせた巨大な壁「行く先を禁ずる最後の壁」も見えました。壁の向こうが崩落しており、道路が完全に埋もれているのも見えました。絶対に通ってはいけません。
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