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日本一の急坂!? 「勾配37%」の激坂が「東京」にあった【写真23枚】(1/3 ページ)

確認してみました、日本最大級の傾斜道とされる東京の激坂全力坂ぁぁぁ。

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 「急勾配あり」という警戒標識があります。

「10%の登り坂あり」を示す標識
「10%の登り坂あり」を示す標識(筆者撮影)

 登り坂や下り坂の手前に立っており、文字通り「この先、急坂ですよ!! 気を付けて!」と注意を促すものです。自動車メーカーのCMでも話題になった「ベタ踏み坂」こと江島大橋が最大で勾配6.1%。以前紹介した「ジェットコースターの路」(関連記事)は10%の急勾配がありました。

 この数字が大きいほど勾配のきつい坂となります。最も勾配のきつい道路は一体どこか。有名なのは大阪府と奈良県の県境にある「暗峠(くらがりとうげ)」ですが、調べてみたところ、東京にも警戒標識があるものとして日本最大値とする「勾配37%の急坂」があることが分かりました。早速、確かめてきました。

東京にあった日本一クラス(!?)の急坂、勾配は「37%」

 分かりやすい拠点は東京都東大和市の都立狭山公園。ここから多摩湖自転車歩行者道を10分ほど歩いた場所に目的地の「日本一クラスの急坂」があるようです。電車の人は西武鉄道多摩湖線の武蔵大和駅が最寄り駅です。

狭山公園に来ました
拠点に据えた都立狭山公園に到着

 狭山公園の入口を横目に、西に向かいます。少し行くと、車道を挟んで、右側に自転車歩行者道、左側に歩道があります。目的の坂は左側にあるので、歩きならば左側を進んでいくと良いでしょう。

自転車歩行者道路ですが、都道です
自転車歩行者道路を行く
狭山公園への入口を無視して進みます
狭山公園への入口は今回スルーします
高低差のある、歩いていてたのしい道です
高低差のある、歩いていて楽しい道です
自転車通行帯が車道と分離されているので自転車の人も走りやすそう
自転車通行帯が車道と分離されているので自転車の人も走りやすそう

 着いたのは閑静な住宅街にある路地。本当にこの先に日本屈指の急坂があるの? と疑いたくなるくらい。しかしその入口には「居住者用車両を除き車両通行止め」の標識が立っていました。車両は「通ってはだめ」な道、なのです。

歩くこと約10分、なんてことのない路地ですが、この先にものすごい坂が……!
歩くこと約10分、いよいよこの先にものすごい坂が……!
入口には居住者用車両を除き車両通行止めの標識が
入口には居住者用車両を除き「車両通行止め」の標識が
坂を下っていきます
歩いて坂を下っていきます

 少し坂を下ったとこの電柱には2回続けて「この先自動車の通過は出来ません」の看板。盛んに注意を促しています。やはり「何か」がありそうな雰囲気です。

 さらに先へ進むと、地面がアスファルトから横溝が掘られたコンクリート舗装になりました。急坂では舗装の補修を頻繁に行うことが難しいため、コンクリート舗装になっていることが多いです。横溝は滑り止めです。

 道路の先には「向かいの建物の屋根」が見えます。……ということはやっぱりこの先は、一気に坂の角度が急になっていることが想像できます。

いやでも目立つ自動車通過禁止の警告
いやでも目立つ自動車通過禁止の警告
舗装がコンクリートに変わります
舗装がコンクリートに変わる
奥のほうに見えるのは……?
奥に見えるのは……向かいの建物の「屋根」! ストンと坂の角度が急になっていることが分かる
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