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「世界を旅するワイン展」で見つけた5つの推しワイン ワインビギナーにこそすすめたい「ワインイベント」の楽しみ方をイラストで解説します(2/2 ページ)

ちょっとハードルの高いお酒「ワイン」の楽しみ方を解説。

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キャメルファームワイナリー ケルナー2018(日本/白ワイン) 3500円 ブース:D-8 キャメルファームワイナリー

 ぶどうの木が描かれた、かわいらしい動物のラベル。このイラストの雰囲気、どこかで見たことがありませんか? そう! みんな大好きカルディコーヒーファームです。

 造り手のキャメルファームワイナリーは、北海道の余市町でドイツ品種のブドウを中心としたワイン生産を行っており、一部銘柄はカルディで購入することもできます。……が、こちらはあまりにも人気すぎて完売続きとのこと。

 今回のイベントでは、カルディで販売されているケルナーとはちょっと仕込み方を変えた、特別エディションを展開しています。青リンゴや洋梨のようなフルーティーな香りに、ドライになりすぎないつるんとした飲み心地。ワイン初心者の方にも自信を持っておすすめします。

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ケルナー2018

ちょこんといるきつねがかわいらしい

ローガン・ワインズ クレメンタイン ピノ・グリ 2018(オーストラリア/白ワイン) 2350円 ブース:C-6 モトックス

 少し赤みがかったカラーのこのワインは赤でもロゼでもありません。ピノ・グリという白品種からできたれっきとした白ワインです。

 近年、醸造中に白ぶどうの果皮を漬けこみオレンジ色に仕立てる「オレンジワイン」というものが流行していて、こちらのワインも醸造方はオレンジワインに近……いやもうそんなことはいい!! とにかく香りを嗅いで!! 

 このワインの特徴は、桃のジュースやオレンジピールのようなフルーツの香りと、ほんのりとジンジャーやナッツのニュアンス。口の中にするすると入ってくる優しい味わいで、翌日が休日だったら1人で1本空けてしまいそうです。天然酵母とぶどうの皮が織りなす香りの魔法に酔いしれてみて。


こう見えて白ワインのクレメンタイン ピノ・グリ

絵本のようなラベルもすてき

BookRoad~葡蔵人~ アジロン(日本/赤ワイン) 2700円 ブース:D8 BookRoad~葡蔵人~

 ラベルの豪快なハンバーガーが目を引く1本。これを作る「BookRoad~葡蔵人~」は、ワインと合う食材や香りのイメージをそのままラベルに描いてくれる、とっても親切でオシャレなワイナリーです。他にも大きな海老がワイングラスにちょこんと乗ったデラウェアのスパークリングや、まんまるのフグがキュートなシャルドネなど、ラベルを見ているだけでも楽しく、お土産にもってこいのものばかり。

 こちらのアジロンは、グラスに注がれた瞬間、お菓子屋さんの前を通ったときのような良い香りに包まれます。その香りは、まるでゆっくり煮詰めた苺のジャムやコットンキャンディ! 作り手の須合さんも女性にいち推しの銘柄だというアジロン。「おうちで開けていただくと、部屋中が良い香りになりますよ」とのこと。そんなにいいことってある……?

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 味わいは香りに反してすっきり辛口で、確かに肉汁したたるハンバーガーとよく合いそう……! 右手にマシッヴな肉、左手にかれんでキュートなワイン。面白いペアリングを楽しめそうです!


ブルーのポップなラベルのアジロン

ボデガス・アスル・イ・ガランサ ナトゥラレサ・サルバヘ・ガルナッチャ 2017(スペイン/赤ワイン)2750円 ブース:C-6 モトックス

 名前がやや長めなので、美しいアザミの絵を目印にしてください。「ボデガス・アスル・イ・ガランサ」までが造り手さんの名前。醸造所があるのはスペインのナバーラ州、ヨーロッパ最大の砂漠地帯であるラス・バルナデス・レアレスの一端です。若い仲良し3人組が、50年以上も打ちすてられれていた建物を買い取り、ナチュラルなワイン造りを行っています。

 ワイン好きが「スペインのガルナッチャ(ブドウの品種)」と聞くと、情熱と太陽の国でさんさんと陽の光を浴びて育ったことが容易に想像できる、元気いっぱいな果実味のパンチを食らうことを予想して身構えるのですが、このワインは、なんとじんわり身体に染み込んでくることか……。ガツンと元気をもらうというよりも、しみじみと落ち着けるワインです。

 非常に繊細でやわらかな造りなので、赤ワインは重くて疲れると思っていた方にぜひお試しいただきたいです。


(右)ナトゥラレサ・サルバヘ・ガルナッチャ 2017。アザミのラべルが目を引く

気軽にワインにチャレンジできる6日間

 今回ご紹介できたのは5銘柄だけでしたが、「世界を旅するワイン展」には世界30カ国のワインがずらりと並びます。1日かけてゆっくり買い回るのはもちろん、仕事終わりにちょっとのぞいてみるのも楽しいはず。

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 ワインが大好きな方も、今まであまり興味がなかった方も、ぜひ足を運んでみてほしいイベントです。筆者はすでに買う予定のワインリストを作ったので、絶対に行こうと思っています!

※お酒は20歳になってから



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