advertisement
ソムリエは、ワインの香りを桃、りんご、キャラメル、スパイス……など、さまざまなものに例えます。あまりお酒が好きではない人でも、テレビ番組などで「〜のような香り」と表現しているのを目にしたことがあるかもしれません。
実は、これらの例え表現には全くおいしくなさそうなものが登場することも。今回は「猫のおしっこのような香り」がするといわれる、あるワインの雑学をご紹介します。
「猫のおしっこのような香り」のワインがある
フランス・ボルドー地方原産のぶどう「ソーヴィニヨン・ブラン」を使ったワインが持つ独特な香りは「猫のおしっこのようだ」と形容されることがあります。
猫のおしっこが臭う原因はチオールという物質だといわれており、醸造学者・富永敬俊氏らの研究によれば、ソーヴィニヨン・ブランのワインにもチオール化合物が含まれているとか。ただし、同ワインの香りは「『尿』という文字から想像するような不快な香とは程遠く、ややグリーン感のある、清涼さを連想させるもの」とのこと。
「猫のおしっこのような香り」は決して悪いものではないようですが、イメージが悪いためか、この例えは業界内でしか使われていないという話もあります。例えば、サントリーのWebサイト上では、ソーヴィニヨン・ブランのワインの香りは「グレープフルーツ」「青草」などと表現されています。
他にもある! こんな雑学
- 「マンガで雑学」記事一覧
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - これ12歳が解けるの!? 超難関「灘中学」の入試問題「初日の出を2回見るには?」を解いてみた
あなたは最強小学生に勝てるか? - 「16×4は?」「68−4だから64」 小学1年生の掛け算の計算方法が斬新だと話題に
発想が見事。 - 「カニミソ」はカニの何なのか?
カニミソって何だ? 脳ミソか? 僕は何を食べようとしているのだ?