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湯浅政明監督のアニメ「日本沈没2020」、14歳の少女が主人公に 炎に包まれる街など場面写真も公開

「鬼滅の刃」栗花落カナヲ役などで知られる上田麗奈さんらを起用。

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 小松左京さんのベストセラー小説を湯浅政明監督が初アニメ化するNetflixオリジナルアニメシリーズ「日本沈没2020」(2020年全世界独占配信)のメインキャラクターを演じる声優陣と場面写真が解禁。主人公で14歳の少女をアニメ「鬼滅の刃」栗花落カナヲ役などで知られる上田麗奈さんが演じることなどが明かされました。


「日本沈没2020」のメインキャラクターとなる武藤家の面々

 小松さんが1973年に発表した原作小説は、大規模な地殻変動で次々と海底に没していく日本列島と、それに伴う日本人の国外脱出を壮大なスケールで描き、累計470万部のベストセラーに。同年には実写映画化された他、2006年にも「シン・ゴジラ」などで知られる樋口真嗣監督により再映画化され、興収53.4億円を記録しました。

 同小説初のアニメ化となる今作は、2020年の現代を舞台に、普通の家族の物語を通じて“いま描かれるべき日本沈没”を描くことが既に明かされていますが、都内に住む家族4人の武藤家がメインキャラクターとなることが新たに判明。

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 主人公で、オリンピックを目指して陸上に打ち込む14歳の少女、武藤歩(あゆむ)役は、「鬼滅の刃」栗花落カナヲや「ダーウィンズゲーム」シュカなどで知られる上田麗奈さん。また、歩の弟で、オンラインゲームで世界とつながる少年、武藤剛(ごう)役は、「ワールドトリガー」空閑遊真役などでも知られる村中知さん。元水泳選手の母、武藤マリ役は「ちびまる子ちゃん」のおばあちゃん役でもおなじみの佐々木優子さん、父、武藤航一郎役は「名探偵コナン」遠山銀司郎役などのてらそままさきさんが演じます。

 突然の大地震で大混乱に陥った東京から家族4人で脱出を始める武藤家に突きつけられる生と死、出会いと別れの選択。歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身に付けていくというストーリーの骨格も明かされ、初解禁された場面写真では、不安と希望が入り交じった表情を浮かべる武藤家の4人や、不安げに遠くを見つめる歩、東京タワーのような塔が折れ曲がり炎に包まれる街などが確認できます。

 湯浅監督にとって初のNetflixオリジナルアニメシリーズとなった「DEVILMAN crybaby」の配信開始時、プレスの取材に「物語を今現在の現代で起こるかもしれない話として描きました」と答えていましたが、「日本沈没2020」も2020年の現代が舞台となっており、同様の思いがあるのだと思われます。

 また、「DEVILMAN crybaby」では、不動明や牧村美樹に陸上部という設定を与え、さらにリレー競技の「バトンをつなぐ」行為と重ね合わせながら物語が紡がれていましたが、「日本沈没2020」でも主人公の歩は陸上に打ち込む人物として描かれるなど、符合する設定もみられるのが興味深いところです。

(C)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners



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