オンライン飲み会の背景を実在のお店に 背景画像を買って飲食店を応援できるユニークなサービスに反響
飲食店の写真をオンライン飲み会用の背景にできます。
実在する飲食店の写真を、オンライン飲み会用の背景画像として販売するユニークなサービス「ONLINE PARTY MARKET」が注目を集めています。売上から各店舗に支援金が振り込まれるという、飲食店を応援できる仕組みです。
同サイトでは、都内や京都、北陸、四国など各地の居酒屋やカフェ、レストランなどさまざまな飲食店の写真を1枚500円で販売。BASEの手数料と振込手数料を引いた額が各飲食店に支払われます。4月中頃にスタートし、5月6日で閉店する期間限定ショップです。
外出自粛で売上が減っている飲食店を、家にいながらにして応援できるとあって、ネットでは「良い支援の仕方」「この世のお店全部ここに登録してほしい」「地元のお店が始めたら購入しよう」「ステキなお店をココで発見して時がきたらリアルに行くのもイイ」と好評。運営に携わるラナンキュラスの代表、北本貴子さんに話をうかがいました。
ONLINE PARTY MARKETを立ち上げたきっかけは、運営メンバーがサウナグッズ販売サイトのサウナマーケットで購入したサウナ画像をオンライン飲み会の背景に使ったこと。画像の売上がサウナに支払われる仕組みとなっており、これを飲食店に応用することを思いついたといいます。
発案からリリースまでは1日。Zoomで昼に運営メンバーの岡本真梨子さん、界外亜由美さんと話をして、すぐに着手し、翌日の夕方には公開に至りました。飲食店からの掲載希望の問合せは、想定していたよりかなり多いとのこと。
岡本さんは自身のnoteで、「金額的には微々たるものだとしても、『イートインが再開したら絶対いきたい』『でもそれまで頑張って続いてほしい、なんとか応援したい』という、私たちの気持ちを届けたい」と思いをつづっています。
「長期的に見て、飲食店行かなくてもええやん!に繋がる感じではダメで、やっぱり行きたい!!!に直結するものをやりたい」――メンバー間でそんな話が出たそうですが、実際にやってみて「やっぱりお店に行きたい!」という気持ちはかえって強まったといいます。
緊急事態宣言の全国拡大で影響を受ける飲食店も増えるとみられます。楽しみながら好きなお店を応援できる仕組みが広がっていくことが望まれます。
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