子どもはかわいい、でも「30分でいいから無音の世界に行きたい」 休校&外出自粛で限界を迎えた母の漫画に共感集まる
かわいい、つらい、でもかわいい……。
子どもたちの休校や外出自粛で家に引きこもらざるをえない日々。「ひとりになりたい」の気持ちがあふれ出してきた――そんなエピソードが8歳の女の子と5歳と1歳の男の子を育てる龍 たまこさんのブログ「規格外でもいいじゃない!!」で紹介され、読者から共感や悩みのコメントが集まっています。
予定では、それぞれ小学校や保育園に通っているはずの子どもたち。しかし現在は、3人ともがずっと家にいます。たまこさんは「いままであえて考えないようにしていたのかもしれないけど この生活が始まってから 1分足りとも1人の時間がないということに気づいてしまった」とつづります。
終わりのない家事に疲れ、進まない仕事に焦り、しかも小学生の子ども2人に家庭学習させるという責任も加わっています。1歳の次男はママをひたすら追いかけ、そしてお風呂などをヤダヤダと拒否するお年頃。3重奏のようにやってくる「ママ~」「ママ見て~」に、意識や感情が遠のいてきます……。
「経験上、子どもが話しかけてきても笑えなくなったらヤバイです」と危機感を覚えてすぐ、“そのとき”がやってきました。子どもたちのいつものケンカに、ぷつっと糸が切れてしまうたまこさん。限界に達し、「もうヤダ」と部屋に閉じこもります。
「30分でいいから無音の世界に行きたい」「1人にしてほしい」という気持ちに、共感するお母さんも多いのではないでしょうか。たまこさんは「子ども達だってこんなイライラしたママ嫌だよ」とは思いつつも、少しは1人の時間がないとお母さんだって病んでしまう、とこぼします。
5分後、「ママァーミテー」と、お絵かきしていた紙を見せにやってきた次男くん。「すっごくよく描けてるよ」と褒めると満足げですが、前を向いて歩かなかったことで壁に激突。たまこさんに泣きつきます。たまこさんは次男くんを抱きしめながら「つらいかわいい つらいでもかわいい」と泣き笑いするのでした……。
漫画の最後で、たまこさんは「今の大変な状況の中でみんなギリギリのところで踏ん張っていると思う もっと大変な人もいるからって弱音吐けない人も多いと思う でもどうせ頑張るしかないんだからせめて弱音くらい吐きましょうよ」とつづり、「今の生活でつらい、しんどい気持ち、愚痴などなんでも書き捨てて行ってください」といったコメントで結んでいます。
1カ月以上いつもとは違う生活が続いていて、疲れも溜まってきたころ。「みんなつらいんだから」「子どもだって大変なんだから」と我慢してしまいがちですが、たまにはつらい気持ちやしんどい気持ちを吐き出してもいいのではないでしょうか。同エントリには、「涙しました」という反響や「全く同じです」と日々のつらさやエピソードを共有するコメントが600件近く寄せられています。
出典:ライブドアブログ「規格外でもいいじゃない!!」(龍 たまこさん)
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