子どもの「暇」連呼に怒ってしまうのはなぜ? 自分の気持ちに向き合った漫画が身につまされる
「怒り」じゃなくて、胸の中にあるのは「罪悪感」。
外出自粛中に“暇”を連呼する子どもたちに対して抱いた感情を描いた漫画が、小学3年生の女の子「マルコちゃん」と年中さんの男の子「イチオくん」を育てるくま母さんのブログ「くま母もよう」に掲載されています。
休校・休園で家にいる時間が長くなり、「ひま」をよく言うようになった子どもたち。しかしお手伝いや、母の提案の遊びは却下するという反応に、くま母さんも堪忍袋の緒が切れ「暇な時間作るのも自分! 何か探して!」と怒ってしまいました。
……という出来事があって1週間後、くま母さんは家族4人で食卓を囲んでいるときに「なぜ怒ってしまったのか」を穏やかに説明しました。
子どもに「ひま」と言われると、責任感を感じてしまう、責められている気分になると言うくま母さん。もちろん子どもはただ暇だから「ひま」というだけなのはわかっていても、その「ひま」を解消してあげられない自分、いつも相手をしてあげられるわけではない事実に罪悪感を感じ、ネガティブな気持ちが募り、自粛中の不安やイライラが相まった結果、「怒り」にかわってしまったのだと。
すると、妻の話を聞いていたご主人が一言「なんて優しいママ!」。驚いて話を聞くと、ご主人は子どもたちが「○○がしたい」と言われれば対応したけど、「ひま」と言ってもなんとも感じなかったと。「ママって本当優しいね。こんなにみんなのことを考えてくれて」というご主人の言葉に、子どもたちも共感。
「もう、ひまひまいうのはやめよう」「うん! そうだね!」子どもたちの言葉、ご主人の優しさに触れたくま母さんはうれしさのあまり大号泣! 1番身近な家族がこうやって寄り添ってくれて、お疲れ気味の心が本当に救われたというくま母さん。
でも、きっとくま母さんがいつも真剣に家族のことを考えていて、怒った自分を反省し改める真摯な人柄だからこそ、家族も理解し寄り添ってくれるのではないでしょうか。
外出自粛中は多くの家庭で小さなイザコザが起こっていたと思います。これからもおうち時間が長くなるであろう日常、もめごとが起こったときはくま母さんのように一呼吸おいて、自分の感情に向き合い、「本当に思っていること」を素直にさらけ出すと、良い結果を生むかもしれませんね。
さて、くま母家では早速翌日から子どもたちの間で「ひ……ウノしよ!」「ひ……なんでもない!」と、“暇って言ったらいけないゲーム”が開催されていたということですよ。
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