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池江璃花子、ウィッグなし写真公開までの葛藤を明らかに 「力を与えてくれたのは他の誰でもないみなさん」

「決心はついていたものの『シェア』のボタンを押すまで緊張していました」

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 競泳の池江璃花子選手が6月24日、「みなさんへ」と宛てた直筆の手紙をTwitterとInstagramで公開。SK-IIとのコラボレーションで「ありのままの姿」をさらしたことへの反響に対する感謝を伝えるとともに、公開まで葛藤があったことを明かしました。


池江選手からの手紙(画像は池江璃花子公式Instagramから)

 池江選手は5月18日、SK-IIとのパートナーシップを発表するとともに「今日、みなさんに初めてこの姿をお見せします」とウィッグを外した姿の最新ポートレートを公開。2019年2月に白血病を公表してから取り組んでいる治療の影響で変化したベリーショートヘアを披露しました。


ウィッグを外した姿を初公開(画像は池江璃花子公式Instagramから)

 池江選手は手紙の中でこのときを振り返り「決心はついていたものの『シェア』のボタンを押すまで緊張していました」との心境を告白。しかし直後から好意的なメッセージが寄せられたことに対し「ポジティブに受け取ってくださっていることが分かりとても嬉しかった」「新しい一面を公開し、ありのままの自分を表現する力を与えてくれたのは他の誰でもないみなさん」と感謝の気持ちをつづりました。

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 池江選手は手紙とともに、質問を受けることが多かったという撮影の裏側を写した写真を2枚公開。「今までこんな風にカメラの前に立ったことはなかった」と、SK-IIやファンに支えられてこそこなせた初体験であったと述べています。今回のメッセージに際し、ファンは「池江さんは、同じ病気で苦しむ方の希望の光です」「池江さんの頑張りを見て、私も頑張れます」とコメントしました。


撮影の裏側(画像は池江璃花子公式Instagramから)

 池江選手は6月16日、復帰へ向けた新体制を発表。新しいコーチやチームとともに「学校やトレーニングを少しずつ再開し始めています」と現在の状況を明らかにしており、目標と公言している2024年パリ五輪出場へ邁進しているようです。

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