インタビュー

【うっかりおうちで死にかけた】生後1カ月の息子を守る夢から覚めると、その子を殺しかけていた……というお話(1/2 ページ)

「奪われそうになったわが子を必死で守る夢を見て、目を覚ますと息子の体を……」。

advertisement

 ねとらぼ読者から自宅で起こった危険な出来事をインタビューする企画「うっかりおうちで死にかけた」。今回は「添い寝で、0歳の息子を殺しかけてしまった」というお話を伺いました。

連載:うっかりおうちで死にかけた

我が家は落ち着く、心が安らぐ場所―― そんなイメージに反して、時には自宅でも命に関わるような危険な事故が起こることが。ただ日々過ごす場所だけあって、どんな危険があるのか気付きにくいもの。そこで「うっかり自宅で死にかけた体験談」を募集して、いろいろな人からいろいろ聞いてみよう、という企画です。

添い寝していた息子を守る夢、目を覚ますと……

 「おうちでうっかり死にかけた」というより、うっかり息子を殺しかけてしまったことがあります。あの時は本当に血の気が引きました。

 うちの子は生後1カ月くらいのころ添い寝をしないと寝てくれなくて、ある日、大人用ベッドで一緒に寝ていたら私も眠ってしまいました。私は奪われそうになったわが子を必死で守る夢を見て、目を覚ますと息子の体をギュッと強く抱きしめていました。

advertisement

 手足をバタつかせて、ちっ息しかけていました。

―― 夢と現実がシンクロして、真逆の結果に……

 顔色と呼吸を確かめて、異常がなかったことにホッとしました。生後1カ月ほどだとまだそこまで動かないので、手足をバタバタさせて懸命に抵抗していたことに驚いて、恐怖も感じました。それから、不謹慎ながら感動もしました。「本気を出したらこんなに動けるんだな~」と。

―― 状況が状況だけに、一口には言い表せない心の動きだったんでしょうね。ちなみそのトラブル後、変わったことは?

 私は怖くて添い寝できなくなりましたし、息子も0歳なりに何かを察したのか、大人しくベビーベッドで寝てくれるようになって、ギリギリの年齢になるまでベビーベッドで1人で寝かせていました。

advertisement

 また、大人と一緒にベッドで寝るようになったのは2歳ごろから。ただ、主人には別の部屋で寝てもらって、大きなダブルベッドに私と息子の2人だけ、と超余裕を持っていましたね(笑)。

 現在、息子は14歳。無事、元気に育ってくれています。今では、あの時のことも笑い話にできますが、もしも死なせてしまっていたら……と思うと本当に恐ろしいですね。

編集部注:0歳児の窒息事故について

 「子どもを事故から守る!!事故防止ハンドブック」(消費者庁)では、0~1歳の就寝時の窒息事故を防ぐための注意喚起を行っています。

 ベビーベッドの利用は、上記の体験談のように「家族の身体の一部で圧迫される」場合だけでなく、「うつぶせで寝て、顔がやわらかい寝具に埋もれる」「ベッドと壁の隙間などに挟まれる」ことを防ぐためにも推奨。詳細は同庁Webサイトからご確認ください。

※本企画は取材対象者のエピソードをそのまま記事化したものであり、特定の製品や状況の危険性、安全性を立証するものではありません。

advertisement

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  10. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生