舞台ヒロアカ、関係者コロナ陽性で公演延期　爆豪役の俳優「彼から学んだ、勝つ為には折れなきゃならない時もある」と希望つなぐ（1/2 ページ）

　「『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage 本物の英雄（ヒーロー） PLUS ULTRA ver.」が7月14日、予定していた無観客生配信による公演の延期をTwitterで発表。けいこ開始前に関係者全員がPCR検査を受けたところ2人の陽性が判明し「再開が困難」としての措置だと明らかにしています。なお、具体的な変更日程については現時点で公表されておらず、けいこが本格的に再開する前のタイミングとあって関係者に濃厚接触者はいないとの保健所判断も伝えられています。

　同作は当初、7月17日から26日にかけて「TOKYO DOME CITY HALL」で上演が予定されていましたが、関係者1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたため劇場公演を中止し無観客生配信による公演を行うことを決定していました。東京都内の感染者数が拡大している現状を受け、ファンからも「今の状況を考慮すると、仕方ない」「再開前にわかって良かったです」「陽性の方が出たのは心苦しいですがいつまでもヒーローの登場を待ちます」と今回の決定に理解を示す声が上がっています。

　6月27日にけいこ初日をInstagramで報告していた主演の田村心さんは、延期決定を受けてブログを更新。「自粛明けかなり早い段階で公演が出来る」ことで「エンターテインメントにとっての少しでも明るい未来を示せるのではないか」と特別な意気込みがあったことを明かしました。延期決定に「悔しさ、悲しさ」があることを告白しながらも「どうしようもない事だし誰も悪くない」と今回の決定へ理解を示しています。また関係者を気遣い「（気をつけていても）感染してしまう人がいる。もう自分の身近にまで迫っている」「いま改めて恐ろしさを感じています」とファンへさらなる注意を呼びかけました。

　爆豪勝己役の小林亮太さんはTwitterで「ヒロステは終わりません」とコメント。「彼から学んだ、勝つ為には折れなきゃならない時もある」と作品から得たヒーロー精神を示し、「彼らが帰って来れる日をどうか楽しみに待っていただけたら」「僕も待ち続けます」と呼びかけました。

　麗日お茶子役の竹内夢さんもInstagramで「正直、すごくすごく悔しい」と本音を吐露。本番を迎えることが当たり前ではないことを身にしみて感じたと明かしました。「楽しみにしていてください、と、沢山言ってしまうことに申し訳ない気持ちもありますが、万全な状態で公演ができた時は、舞台に立てる喜びと幸せを噛み締めて、私も全力で楽しみたいと思います！」と今後への希望を語っています。