「glee」ヘザー・モリス、親友ナヤ・リヴェラをお互いの子どもたちの写真で追悼　「何かあれば最初に頼る相談相手だった」

　7月13日に遺体が発見された女優ナヤ・リヴェラについて、「glee」で恋人役を演じたヘザー・モリスが7月16日、Instagramに追悼文を投稿。親子2代にわたる友情を明かした「2ショットのないトリビュート」がファンの涙を誘いました。

　「私たち、一緒に写真なんて撮らなかったよね。どっちも写真嫌いだし、私たちの友情に証明なんていらなかったし」とヘザーがナヤの追悼文と併せて投稿したのは、一緒に遊ぶ子どもたちの写真4枚。2人にとって「誇りと喜び」である子どもたちの写真をシェアすることこそ「何より意味があるし、みんなあなたと私を覚えていてくれるでしょ」とあえて生前のナヤの写真をポストしなかった意図を明かしています。

　ヘザーとナヤは、「glee」でそれぞれブリトニー、サンタナ役で共演。それまでテレビで描かれる機会がほとんどなかったカムアウトしたレズビアンの女子高生を演じるという功績を残しました。プライベートでは「“仲のいい友人”からスタートした私たちの関係は、山あり谷ありを乗り越え愛と理解によって一番美しい友情を作り上げた」とヘザーは明かしています。

　またヘザーにとって、ナヤとの最後の思い出は連絡がつかずうまく対面できなかったときに、お互い玄関先に残していく形で贈り合ったオレンジと多肉植物。「この植物を育てながら、毎日あなたのことを思っているよ」と天のナヤへ語りかけました。

　さらにずっと一緒に過ごしていたイースターを2020年はCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）感染防止のため過ごせなかったこと、ナヤから料理のレシピをならい、Snapchatの動画を交換し合っていたことなどを告白。「あなたから得た最大の学びは、ぶれずに愛情のある友人であり続けること」「ナヤは何かあれば最初に頼る相談相手だった」と明かし、「これからも毎日あなたに話し掛けるよ。あなたがずっと私と一緒にいてくれるってわかっているから」と追悼メッセージを結びました。

　ナヤは8日、4歳の息子とピル湖を訪れたあと行方不明に。13日に遺体が発見され、検視の結果から事故による水死であると断定されました。遺体が発見された13日はくしくも「glee」で共演したコーリー・モンテースが2013年に亡くなった命日。亡きコーリーの母アン・マクレガーは15日、コーリーの遺志を継いだチャリティーInstagramアカウント「Cory’s Law」を通じて「この7年、毎年7月13日に胸を痛めてきたけれど、いま感じている痛みを表す言葉はありません」とナヤへの追悼文を投稿しました。

　アンはコーリーとナヤの2ショットを公開するとともに、「ナヤ、息子はあなたが思う以上にあなたのことが大好きで、あなたとの友情を大切に思っていた」と回想。「一度コーリーは自分の家族の一員みたいだと言ってくれたナヤ、あなたは私たちの家族の一員です」とつづりました。