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女優リア・ミシェル、「glee」撮影現場での差別的言動を謝罪 「生まれてくる子のいいお手本になりたい」

反省の意思が感じられないとの反発も。

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 ドラマ「glee/グリー」で主演を務めたリア・ミシェルが6月3日、同ドラマで共演していたサマンサ・ウェアから差別的言動を告発されたことを受け、Instagramで謝罪しました。

 リアは現在、第1子を妊娠しており「あと数カ月のうちに私は母親になります。生まれてくる我が子にとっていいお手本となり私の失敗から子どもが学べるように、よりよい自分になり自分の言動に責任を持たなくては」と謝罪声明を発表。「批判を受け止め、心から申し訳ないと感じるとともに、この経験から学ぶようにします」と反省を示しました。

リア・ミシェル glee グリー
妊娠中のリア・ミシェル(画像はリア・ミシェル公式Instagramから)

 告発の引き金となったのは、リアが5月30日に投稿した反差別ツイート。アフリカ系アメリカ人の黒人男性ジョージ・フロイド氏がミネアポリス近郊で警察官の行為により亡くなったことに触れ、「彼はこんな目に遭っていい人物じゃない。この事件だけの問題ではなく、こんなことはもう終わらせなくてはいけない」と投稿。「Black Lives Matter(ブラック・ライブス・マター=黒人の命も大切だ)」というハッシュタグを使用しました。


 ところがこのツイートにサマンサ・ウェアは「笑える」と反応。「あなたが私の初めてのテレビ出演を生き地獄にしたことを覚えている? 私は絶対に忘れないから」と告発ツイートを投稿しました。さらに、当時リアが「チャンスさえあったらあの子のウィッグにクソしてやりたい」と言って回っていたことや、日々差別的な言動を繰り返していたことを暴露し、その結果サマンサは「ハリウッドでのキャリアに疑問を持つようになった」とぶちまけました。


 サマンサ以外の黒人キャストたちも彼女に賛同したことから、リアの名前はTwitterのトレンドに入り炎上。これを受けてリアを広告起用していた食材宅配サービス「HelloFresh」は契約解除を発表するまでに事態は発展しました。


 これを受けリアは6月3日にInstagramを通じ「この数週間で得た最大の教訓は、私たちは他人の意見を聞き、他人の視点から学ぶ必要があるということです」との声明を発表。発端となったツイートは「有色人種の友人や隣人、コミュニティーを支援する意図があってのものだった」と説明し、「私が受け取った反応は、自分の共演者に対する言動が相手にどう受け取られていたかを自省させるきっかけとなりました」と述べています。

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リア・ミシェルの謝罪声明(画像はリア・ミシェル公式Instagramから)

 サマンサが主張した差別的言動については、「覚えはない」とし「これまで誰かをバックグラウンドや肌の色で差別したことは絶対にない」と一部反論。しかし「大切なことは、私の言動が誰かを傷つけたということです」「私の言動で傷ついた方々に謝罪します」とつづりました。

 しかしコメント欄では「自分に差別的な意図はなく、そういう言動だと受け取られた」と責任を回避するかのような言い回しを連発していることへの反発が相次いでおり、「反省している様子が見られない」「本当に謝っているの?」といった批判も引き続き見られます。



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