インタビュー
【マジで方言じゃないと思ってた】新潟県民「これを“大洋紙”にまとめて」→ 他県民「???」(1/2 ページ)
日本各地で呼び方が変わる“謎の紙”
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え、この言葉通じないんですか!?―― そんな体験談を日本各地の方に聞く読者募集企画「マジで方言じゃないと思ってた」。今回は新潟県の方から「大洋紙(たいようし)」のお話を伺いました。
「模造紙という言葉は知りませんでした」
18歳まで新潟県で生活。大学に入って、ある時「大洋紙にまとめて~」と言ったら、周りがポカンとしていて県外だと通じないことに気付きました……。
―― 何ですか、その紙?
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模造紙のことです。クラスの発表とかで使うアレですね。
新潟県に住んでいたころは周囲が皆、大洋紙と呼んでいたので、模造紙という言葉は知りませんでした。
編集部注:日本各地で異なる模造紙の呼び方
学校で掲示物を張り出す際などに使われるあの大きな紙には、全国各地でさまざまな呼び方があることが知られています。
上述の「大洋紙」のほか、九州地方では「広用紙(ひろようし)」と呼ばれることがあるとか、東海地方では「B紙(ビーし)」だとか、香川県、愛媛県などでは「鳥の子用紙(とりのこようし)」、山形県、山口県などでは「大判紙(おおばんし)」……といった具合にバリエーション豊富。
ちなみに、標準語とされる模造紙の由来もなんだか不思議。「明治以降、日本は『局紙』(お札の印刷などを行う印刷局製の紙)をヨーロッパに輸出していた → 『局紙』は評判が良く、ヨーロッパでは安価に模造した『模造局紙』が作られるようになり、逆輸入のような形で日本にも入ってくるように → その『模造局紙』を、日本がさらに模造したものが『模造紙』」なのだといわれています。……あれ、模造って何回言ったんだろう。
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