ニュース

「お菓子の過剰包装やめて」にブルボンが回答、これまでの取り組みを報告 「プラごみ削除の趣旨は当社と方向性が一致する」(2/2 ページ)

お菓子の過剰包装についてはChange.org上で呼びかけが始まり、約1万8000人の賛同を集めていました。

advertisement
前のページへ |       

ブルボンによる7つの取組み

1. 包装につきましては食品の保護や安全性の確保、トレーにつきましてはお菓子の特性に応じて商品の状態を保持するため、個包装につきましては少子高齢化社会や個食の時代的ニーズに合わせて外装を開封後の商品保存を可能とするためや、楽しくシェアしてご利用いただくときにも安心なアレルギー表示をお伝えするなどの目的で使用しています。

2. 当社での包装資材の調達におきましては、SDGs(持続可能な開発目標)との関連を意識して、よりサスティナブルな調達活動となるよう、種々の評価項目のもと活動を展開しています。特にプラスチック包装に関しては、商品の流通に必要な品質を確保しながらもコンパクトな包装となるようにサイズや材質を随時見直し、過剰包装とならないようできるだけ工夫をしています。加えて、植物由来のプラスチックであるバイオマスプラスチックの活用や紙などへの代替素材に変更する取り組みも積極的に進めています。

3. バイオマスプラスチックの採用は、2009年に開始し、以降も継続して採用商品を増やしています。すでに、「アルフォート」「レザンヌ」のトレーなどでバイオマスプラスチックの採用を行っています。また、「ブランチュール」のプラスチックトレーでは、かねてよりバイオマスプラスチック10%使用のものを、25%使用したバイオマスマーク25を刻印したものに変更する計画をすでに進めており、「プチポテト」シリーズの外包装とともに2020年夏の生産より実施していきます。

4. プラスチック製のものを紙などに代替する活動につきましては、「アルフォートミニチョコレート」や「ブランチュールミニチョコレート」での紙トレー化をすでに行っているほか、「もちもちショコラ」シリーズに梱包していたプラスチック製のフォークを、紙製のピックへ2019年2月より変更しています。

5. 包装の最小化として、使用するフィルムやトレーの厚みを薄くしプラスチック使用量を削減する取り組みでは、2019年11月にファミリーサイズ商品群の外装フィルムを約 8%薄くし年間で約27トンのプラスチック削減を行ったほか、「ブランチュール」のプラスチックトレーにおきましても、何回もの薄肉化活動を行い現在では発売当初の厚みから 35%以上の厚みを削減するとともに、上述の植物由来プラスチック 25%配合を使用した改善を図っています。

6. 関連して、長年培ってきた菓子製造技術の応用や発展により、ストローとしても使用できるトッピングクッキー「コロネクッキー」を開発し、2020年1月より販売を開始しました。この商品を通じてプラスチック削減への新たな提案を行っています。

7. 加えて、包装材料の印刷時の作業環境改善や大気中への揮発性有機化合物の排出削減など複合的な環境保全を目指して、水性インキによる印刷を1999年より採用し、2015年(平成27年)には一般社団法人健康ビジネス協議会の「水性印刷商品認証制度」による認証マークを商品パッケージに印刷しています。現在では、水性インキ使用商品の比率は商品全体の約45%に拡大しています。

ブルボン「プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について」より



前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  3. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  4. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  5. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  6. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  7. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  8. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  10. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」