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米国の双子YouTuber、路上の銀行強盗ドッキリで起訴 最長4年の懲役

警官に注意された4時間後に大学内でも同様の撮影を行っていました。

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 米国で活動する双子のYouTuberが、銀行強盗風の覆面を着用した状態で街中を走り回る「ドッキリ動画」を投稿。その撮影時に、無関係なタクシー運転手が警察に拘束される事態を招いた容疑などで起訴されました

削除された動画より

 起訴されたのは、480万人以上のチャンネル登録者を誇る人気YouTuberのストークス兄弟。問題の動画(削除済み)は2019年10月に撮影されたもので、2人が覆面を着用し、住宅街を疾走。タクシーに飛び乗り「早く出してくれ」「ただのコスプレだ」などと言いながらバッグから札束を取り出し、運転手が「面白くない」「降りてくれ」と突っぱねる様子などが収められていました。

 当局によると巻き込まれた運転手は、通報を受けて駆け付けた警官に銃を突きつけられる被害に。双子は複数の罪状で起訴されており、検察は最長4年の懲役があり得るとしています。

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 動画では警官とのやりとりも記録されており、あきれた警官らに「撃たれていたかもしれない。そうならなくて幸運だったと思うべきだ」と諭される一幕も。その場では反省しているようでしたが、2人はその4時間後にカリフォルニア大学のキャンパスで同様の撮影を行い、再度通報を受けていました。

 双子はこれまでも公共の場でのドッキリを投稿しており、過去には囚人と警官に扮して通行人や飲食店の店員を驚かせる動画なども制作していました。

2019年9月に投稿された動画「Escaped Prisoner Prank」より。双子が警官と囚人に扮し、囚人が逃亡する様子が撮影されていた
動画では警官や警備員に注意を受けている
2019年8月に投稿された動画「Prisoner Drive Thru Prank」より。こちらでは警官姿の1人が口にテープを貼られ拘束を受けているかのような状態で、囚人服のもう1人がドライブスルーで注文を試みる内容

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