「旦那を拉致してみました」 おしどり夫婦のサプライズ旅行が“水どう”のようで話題、拉致した・された感想を聞いてみた(1/2 ページ)
夫「大泉さんの気持ちが少しわかった」
仕事上がりの夫を会社の前で“拉致”し、道中目隠し&耳栓で片道3時間の温泉に慰安旅行に連れて行った妻のツイートが豪快かつ愛にあふれていると人気です。どんな気持ちで拉致り、拉致られていたのか、2人に話を聞いてみました。
拉致実行
この拉致慰安旅行を実行したのはネギ天さん(@tentyo_9130)で、拉致された夫がタン塩さん(@zg0Yu0COkW5wffi)。タン塩さんの夜勤上がりの朝9時、会社の前で仁王立ちして“捕獲”して始まりました。
「えっ?! 何!? どうしているの!!?」とわたわたするタン塩さんに対し、ネギ天さんから告げられる「これからあなたを拉致します」。さらにこれから新幹線に乗るということで、タン塩さんはパニック状態に。
引きずられるように駅に到着すると、新幹線のチケットを裏面で渡されるタン塩さん。チケットの表面を見ることと、スマホで現在地を調べることを禁止されます。タン塩さん「えっ、なにそれこわい」。なんだかんだ言いながらも、きちんと言いつけを守る姿に、ネギ天さん「えらい」。
「水どう」じみていく旅
新幹線は、グリーン車を利用。初めてのグリーン車に興奮しつつ、名古屋行き各駅停車という予想外の行き先、そして夜勤明けでタン塩さんのテンションはどんどんおかしなことに。ネギ天さんが耳栓とアイマスクを渡しますが、「いや寝れんわ」と起きていることに。
新幹線を降りたのは、三島駅。「え?三島?どこ?何県?」とうろたえるタン塩さんですが、降りてすぐ目に入ってきた「伊豆箱根鉄道」の文字で静岡県であることを察します。そのままローカル線に乗り換え、終点までいきます。タン塩さん「終点かぁ、どのくらい乗るんだろう」ネギ天さん「さぁ、来たことないから知らぬ」タン塩さん「えっ、待って来たことないの」。さらに終点に到着後はバスに乗り、山道をぐんぐん進んでいきます。
付いた先は極楽でした
そうして到着したのは、客室露天風呂付き旅館。ここに来てついに慰安旅行だったことが明かされました。頭が追い付かないままのタン塩さんですが、「わーい」と温泉に漬かるのでした。温泉に浸かった後は、夜勤明けで寝ていなかったため一眠り。目覚めたところで、ようやく温泉に来た実感が湧いてきたようです。
起きた後は、コーヒー牛乳を飲んでみたり、宿の夕飯食べたりまた温泉に漬かったり、海を散歩したりビリヤードしたり……と旅館を満喫したとのこと。拉致旅行は、大成功に終わったようです。タン塩さんいわく、「大泉さんの気持ちが少しわかった」。
この“拉致慰安旅行”はほっこりエピソードとして、13万件近い「いいね」を集めています。ネット上では「いいかみさんだ」といった意見や、「自分も息子に近いことをした」というエピソードや、「自分が幼稚園のとき母に行き先を告げられないまま連れ出されそのまま父との別居が始まった」というとんでもエピソードまで寄せられていました。また、「突然連れ出して大丈夫だったのか」といった声も寄せられていますが、普段からカレンダーアプリを使いお互いのスケジュールを把握しあっているそうです。
この強烈なサプライズ慰安旅行、一体どのように企画したのか。そしてどんな思いで拉致されていたのか。夫婦に話を聞きました。
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