夫婦生活を拒絶された相談者に今井通子が鋭い一言「テクニックがないまましようとしてるでしょ?」 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)
衝撃のコメントと、さらに衝撃の相談者の返事……!
前戯なしに、テクニックがないまましようとしてるでしょ?
この日の回答者は三石メソード主宰で作家で翻訳家の三石由起子。
「いずれ爆発するってさ、何を考えてる? その爆発っていうのは暴力ですか?」
「言葉です。言った自分が後悔するほどの言葉で言ってしまいました……。物に当たったりすることはないですね」
ひとまず現在の状態が物理的な暴力には発展しないことを確認した上で、さまざまな質問をぶつける三石。相談者が妻と、好きなアーティストの話、旅行や食事の話で盛り上がっていると聞くと、
「それで今幸せなんでしょ? じゃあ何もいうことないと思うよ、私」
「そうですか? あの、友達と比べてすごく……」
「友達と比べるのがおかしくてさあ、アナタの周りのお友達ってさあ、アナタが幸せなほど幸せにしてるかなぁ? アナタが奥さん好きだなぁっていうくらいさ」「自分が足りないことをさ、『足りないんじゃないか、足りないんじゃないか』『人と比べて変なんじゃないか』っていうのがあって。分かるんだよね、夫婦の仲ってね、そういう不安も出てきちゃうと思うんだよね」
夫婦の仲というのは十人十色なので、他人と比べるのは意味がないと指摘。その上で、「子どもを作ろう」というところでは意見が一致しているのだから、とりあえずその先は考えなくていいとした。
「(先を)考えると、せっかく今ある幸せみたいなものも感じられなくなっちゃうような気がするのね」「で、アナタが爆発しちゃうんじゃないかって言っても、最大限の爆発が暴力でもないし、アナタ『言葉だ』と言った。その言葉っていうのは『過去に言った時にすごく後悔した』ってアナタ言ってるんだから、同じ言葉、使いませんよ、きっとね」
いつもの三石由起子に比べると、ちょっとボンヤリとした切れ味の悪いアドバイス。今井通子が引き取って核心を突いた。
「私、ちょっとひとつ気になるんだけど、奥様から『痛いから嫌い』って言われたと。要するに、メイクラブって両者が同じような気持ちになってないとダメなんだけど、アナタは『やらせてほしい』『したいんだ』、すべて男性側だけの立場で言ってない?」
「そうですね……」
「しかもまったく前戯なしに。要はテクニックがないまま、奥様としようと思ってるでしょ」
「ああ……前戯はない……まあ少ないですね」
前戯しない男……。リスナーの多くが「それが理由だよ!」と突っ込んだんじゃないだろうか。
ここから、今井通子による前戯&女体のメカニズムについてのレクチャーがはじまり、相談者の雑な(もしくはほとんどしない)前戯のせいで、妻がメイクラブ自体を嫌いになってしまったのではないかと指摘した。
「そういう、とっても物理的なところで上手くいってないんだと思う」
「ああ……じゃあもっと長めに前戯を……」
「そう。相手がその気になるまで待つ。その気になった時に分かるのは、膣の部分にちゃんとラブジュースが出てくる。そこまで待ちましょう」
「えっと、それって、えーっと、服の上から分かるんですか?」
「……いや、服の上じゃなくて。裸で抱き合ってないの?」
今井通子の「ラブジュース」発言に仰天したが、それ以上にビックリしたのは相談者の「服の上から分かるんですか?」。前戯が雑とかいう以前の問題で、相談者の性知識のなさが心配になってくる。
この辺はアダルトビデオの弊害だろうか。今や、ネット経由で性的な動画はいくらでも見ることができるが、実際の性行為をするに当たって参考になりそうな、正確な知識を教えてくれるものは皆無だ。
今井通子は、経験豊富な先輩に教わるよう勧めていたが、今時、性知識を教えてくれる先輩なんて絶滅危惧種だろう。
男性誌のセックス特集などもほとんど見かけなくなったし(女性誌の特集の方が多いくらいだ)、今の若い子たちは正しい性知識をどうやって身につけているのか……。少子化の原因は男性の草食化とかではなく、こんなところにあるのでは!? と思ってしまった。
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