努力をみんなが見てくれるSNSとは? スマホ通信資格講座「スタディング」を体験したら、続けられる工夫が満載だった
動画は2倍速でも、しっかり内容が頭に入る。
筆者は38歳独身のフリーライター。会社員のように厚生年金に入っているわけではないし、将来はちょっと不安だ。いつかお金の勉強をしたいと思っていたが、ずっと手を付けられずにさながら「人生の課題」になっていた。
そんな筆者に、格好の機会が舞い込んだ。それがスマホ通信資格講座・スタディング(STUDYing)のFP3級講座である。
FP3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は国家資格の中ではもっともカンタンな部類と言われ、合格率は7割。人生の資金計画に関する知識を問われ、勉強すれば「生きるためのお金の教養」が身につく。
さらに資格としても思いのほか各所で認められるようで、スタディング的にもオススメの検定らしい。
筆者は大学時代にカンタンな資格を取るのが好きで、在学中に15個ぐらい取った資格ゲッターであった。当時を思い出して、久しぶりの資格勉強をはじめる。
3680円+税で受講できる
フリーライターなぞコロナ禍でたちまち吹っ飛びそうな存在だから、できれば受講費は安く上げたい。
だが今回受講した「FP3級合格コース[2020年5月~2021年1月試験対応版]」は、わずか3680円(税別)だ。オフライン講座や紙のテキストを一切使わないことで安価な受講料を実現しているのがスタディングの特徴らしい。確かにこの金額なら書店に並んでいるテキストや問題集を買うのと変わらないし、動画講座や学習システムも使えると考えるとむしろ安いとも感じられる。
場末のバーでサクッと飲めば、消えてしまうような額だ。筆者は正直そんな刹那的なお金の使い方にも惹かれるが、ここは将来笑うために勉強に投資しよう。
意外と知らないおカネの重要情報がサクサクわかる
このスタディング、特にスキマ時間で勉強しやすいらしい。さっそくふだんから使い倒しているカフェ・ベローチェにいる時間に、まず動画による講義を見ることにした。
ちなみに今回受講しているFP3級合格コースは、その広い出題範囲ゆえに、勉強すれば生きるのに必要なお金の知識まで身につく。
そこでまず思ったのが、この講義の動画自体が「へぇ」だらけで、なかなか面白い作りなのだ。
たとえば……
- 「付加年金制度」は納めて2年でもう元が取れてしまう
- 損害保険会社が破たんしても、自賠責保険なら100%補償される
- 自己都合で退職すると失業保険を受給する上で不利になる
など、本気で勉強になる情報がめじろ押しだ。
動画は2倍速再生でも快適
小腹が空いたので、富士そばでかけそば(310円)を食べよう。ちなみに筆者が住む渋谷は富士そばの発祥地で、あちこちにあるのだ。
そんなときにもスタディングが役に立つ。WEBテキストをサラサラッとスクロールして見るだけでも、そばをすするように少しずつ知識が頭に入っていく。
先ほどの講義動画だが、機能面をもう少しくわしく見てみよう。5分前後のサクッとしたものが中心で、チャプターごとにオンデマンド方式でかるく見られる。
なお倍速再生が可能で、スマホの場合は1.5倍速と2倍速の2段階のスピードアップができるほか、PC版だと3倍速まで6段階でスピードが上げられる。
講師の発音がいいのか、音質がいいのか、2倍速にしても聞き取りやすい。激務に追われる悲しい現代人にオススメだ。ちなみに選んだ再生速度は記憶されるので、立ち上げるたびに再生速度を設定し直さなくてもいい。
あと1つの動画が終わると、自動的に次のキャプチャーの再生がはじまるのでラク。遷移する時間はYouTubeより早い気もする。
ちなみに講義を再生しながらWEBテキストを開くと、上の画面で動画を流しつつ、テキストを読むのも可能だ。
また、iOS対応のアプリを使うと、動画のダウンロードも可能である。
筆者のメインスマホはAndroidなのでストリーミングで見るしかないが、画質を(低)まで下げてデータ量を少なくできるほか、音声だけでも聞けるので、“パケ死”しそうな人はこれらを使うといい。
やよい軒で練習問題を解こう
筆者は最近やよい軒にハマっている。納豆朝食(390円)はこの値段でふっくらごはんがおかわり自由、何ともありがたい。
なんとなく筆者の懐事情がわかるような朝食を食べている最中にも、サクッと勉強できる。
ちなみに動画やテキストを見たあとは、それを実際の問題で定着させるのが大切だ。一つのキャプチャーごとに「スマート練習問題」がついており、練習モード、本番モード、復習モードに分かれており、用途によって使い分けられる。
今回は勉強時間が限られていたので講義を2倍速で聞くことが多かったが、その後の練習問題でも70点前後の点数を取れた。どうにか頭に入っているようだ。
今回はPC版も併用したが、全てスマホで完結させることも可能なので、どんな生活シーンにもハマる。
家でゴロ寝中、さらには秋葉原で怪しげな電化製品を買って帰る山手線の車内、合間を縫ってすかさず勉強できる。こいつ、意外と使えるぞ。
ちなみに思いのほか勉強がはかどったのは、寝る前だった。寝付く前にどうしても持て余していた数十分を生かすことができて、何だか充実感がある。
「今日これだけ勉強したぜ」をみんなに見てもらえる
特筆したいのが、「勉強仲間」というSNSページだ。情報交換をしながら、お互いを励まし合える。
中でもすごくいいと思った機能が、メッセージを入れて投稿するだけで、今日勉強した全項目が自動的に表示されるものだ。
何せ勝手に表示されるので、自分が勉強した成果を嫌みなく見せることができる。さらにそこへ周りの勉強仲間が「いいね」やコメントを付けてくれるので、二重のうれしさがあった。
このページには「Y社とスタディング、どっちがいいだろう?」などとキワドいコメントもついているが、それを消さないのもスタディングの度量が感じられる。
ちなみに最近は保有資格を勉強仲間SNS上で公開し、資格の数によりランクアップする機能まで登場した。さらに自分の成果をみんなへ自然に見せびらかせるチャンスだ。
あとは時折メールマガジンが届き、その都度「やろう」という気持ちがちょっと復活するのもいい。
このほかにも、オンラインでスピード添削してもらえる機能や、暗記ツール機能、学習状況がわかる学習レポート機能、自分だけのオリジナルノートをクラウドで作れる上に多機能なマイノート機能など、ぜんぶ乗せラーメンのごとき充実ぶりだ。
しかもマイノート機能は、講座の受講期限が過ぎても、スタディングを退会するまで無料で使える太っ腹な仕様になっている。
努力を人に見てもらえるのは強い
ここまで使ってきたスタディング。生活シーンに応じて動画・テキスト・問題集らを使い分け、スキマ時間を有効活用できるほか、筆者は「これだけがんばったよ」と勉強仲間と見せ合える機能がとても気に入った。
「努力は人の前で見せない」のが美徳とされるが、人は誰かが見てくれてこそ、もっとがんばれる生き物だ。あらゆる面で続けられる工夫にフォーカスした通信資格講座に思った。
筆者はこのFP3級講座を今後も受講することに決めた。スケジュール次第だが、2021年1月の試験を受けることに視野に入れたい。
なおこのスタディングでは、超難関資格と言われる「中小企業診断士」や「税理士」「司法書士」など本格的な資格試験講座も提供しており、合格実績を出している。ちなみに簿記3級はさらに安い3480円(+税)だ。気軽に体験できる無料講座もあるので、興味を持った方はチェックしてみてほしい。
(辰井裕紀)
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