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「攻殻機動隊のようだ」「何かワクワクする」 光学迷彩技術を搭載、京セラが自動運転コンセプトカー「モアイ」発表(1/3 ページ)

エヴァや攻殻機動隊の操縦席のような全周囲ディスプレイも可能……?

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 電子部品大手の京セラが、同社独自の先端技術を取り入れた自動運転コンセプトカー「Moeye(モアイ)」を発表しました。


京セラ「Moeye(モアイ)」(画像:Fortmarei、以下同)

 同社は2018年、京都の自動車メーカーであるGLMのEVスポーツカー「トミーカイラZZ」を共同開発。モアイはこれに続く2作目となる、同社の最新技術を搭載したコンセプトカーです。

 近い将来の自動運転やMaaS(Mobility as a Service/移動手段のサービス化)の一般化を見据え、モアイは「車内空間の重要性」に着目。同社の先端技術を駆使して視覚、触覚、聴覚、嗅覚を楽しませる機能を搭載します。

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古き良き時代のクラシックカーをモチーフとしたデザイン

 車体デザインは京都発のデザインスタジオ・Fortmareiによる、かつてのヨーロッパ製クラシックカーをモチーフにした美しい2ドアクーペスタイルです。

 しかしインテリアはレトロ調の上質さを残しながらも、ハンドルやメーター類がない近未来風に。

 ダッシュボードには、ダッシュボード上部の空間にキャラクターが浮かび上がる「空中ディスプレイ」や、透明化して前方の風景映像を映す「光学迷彩技術」、平面のタッチパネルでも触れた/押した感触を表現する触覚伝達技術「HAPTIVITY」などを搭載します。

 このほか、ヘッドレストに搭載するピエゾスピーカー、乗る人の気分に応じて香るアロマ芳香器など、自動運転が実現したら人は車内で何を望むかを軸にした「自動運転時代の車内空間」を先端の電子技術を用いて提案します。


ハンドルはなく、「空中ディスプレイ」「光学迷彩技術による透明化」などを備えるダッシュボードを中心に、近未来の自動運転車の「車内空間」を提案

操作系のタッチセンサー/タッチパネルにも、スマホなどで採用される同社の触覚伝達技術を採用

 モアイは、ソニーが“車両そのものまで”開発したEVコンセプトカー「VISION-S」(関連記事)や、ソニー+ヤマハによる「Sociable Cart SC-1」(関連記事)などと同様に、技術や利用シーンの提案が目的で、そのまま市販化したり、また同社自身がEV市場に本参入するわけではないと思います。でも、こんなクルマが登場したらワクワクで、移動時間も楽しく快適に過ごせそう。皆さんはどう思いましたか?

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