ニュース
サブウェイのパンはパンではない アイルランドの裁判所で判決
「付加価値税ゼロの対象となるパンの定義に当てはまらない」と判断されたというお話。
advertisement
サブウェイのパンは糖分が多いためパンとは認めないとする判決を、アイルランドの最高裁が下しました。
同国の付加価値税法では、パンは「主要産物」として付加価値税がゼロとなっていますが、それには小麦粉の重量の2%を超える砂糖や脂肪を含んではいけないとされています。
しかしサブウェイのパンには小麦粉の重量の10%の砂糖が含まれており、付加価値税法の「パン」の定義から外れるとの結論が下されました。13.5%の付加価値税がかかることになります。
advertisement
この裁判は、同国でサブウェイをフランチャイズ展開するBookfindersが2006年に、付加価値税ゼロの対象になるはずとして、税還付を求めて税務当局に訴えを起こしたことが始まり。訴えは退けられましたが、同社は控訴していました。
同社は海外メディアに対し、「サブウェイのパンはもちろんパンです」とコメントを寄せています。
関連記事
タイ最高裁、「ウルトラマン」訴訟に関するタイ人実業家と制作会社の上訴を棄却 円谷プロの著作権を侵害したとして損害賠償が確定
円谷プロダクションを取材しました。※追記・修正あり孫の写真を許可なくSNSに投稿したおばあちゃんに削除指示 裁判所「写真1枚につき1日6000円の罰金」
数カ月にわたり写真を消すようお願いされていたようです。「サルの自撮り写真」の著作権めぐる訴訟 判事が動物に著作権ないとの見方
「サルの自撮り写真の著作権はサル自身にある」という動物愛護団体PETAの主張は退けられた形。誕生日の定番曲「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」の著作権を巡る裁判、米国で判決下る
曲が作られたのは19世紀後半。ミッフィーとキャシーが和解 「訴訟費用を義援金に」
ミッフィーと、サンリオのうさぎキャラ「キャシー」をめぐる知財訴訟が、「訴訟に使う費用を復興のために寄付するべき」との理由から和解に至った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.