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三菱重工、国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット」開発凍結を発表 「一旦立ち止まる」
開発遅れ、感染症の世界的流行による「需要消失」が追い打ちに。
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三菱重工が10月30日、2021年度から2023年度までの「中期経営計画(2021事業計画)」を発表。先だって「凍結か」と報道され、渦中にあった国産小型ジェット機「三菱スペースジェット」事業について、「活動は一旦立ち止める」と説明しました。
三菱スペースジェットは、かねてより「三菱リージョナルジェット(MRJ)」として三菱航空機を筆頭に開発が進められていた国産の小型ジェット旅客機です。
「YS-11」(関連記事)以来となる戦後、日本が独自開発する旅客機として、また規模は違えどビジネスジェット機として成果を出すホンダの「HondaJet」(関連記事)とともに期待され、当初は2013年に量産機の納入開始とする計画でした。
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中期経営計画(2021事業計画)によると、民間航空機分野における三菱スペースジェット事業は「開発状況と市場環境を踏まえ、開発活動は一旦立ち止まる」。ただ「この間、再開のための事業環境の整備に取り組み」「型式証明文書作成のプロセスは継続する」としました。
重なる計画の遅延や延期で開発費が膨らみ、さらに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行で当初見込んでいた需要が消滅したことが決定打になった──と一部報道機関が伝えています。
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