激レア機体にネット騒然 戦後初の国産旅客機「YS11」がヤフオクに出品、現役なのは自衛隊が保有する2機のみ
かつて存在したメーカー「日本航空機製造」が作った戦後初の国産旅客機。
ネットオークション「ヤフオク!」に、本物の航空機が出品され話題になっています。出品された「YS-11」は、かつて日本に存在した航空機メーカー「日本航空機製造」が製造した戦後初の国産飛行機として知られ、民間では全機が退役済み、実用機としては世界中でも自衛隊が2機を運用しているのみというレアな航空機です。
そんな激レア機体にネット上では「模型みたいなノリで出品されてる」「出品カテゴリーの『ホビー、カルチャー』というレベルじゃない」「1分の1モデル」などと驚きの声が上がっています。
オークションの開始価格は3500万円、即決価格は5000万円で、状態は「目立った傷や汚れなし」で出品されています。出品者によると、「現在同機はスリランカにて駐機しており、日本に専属のパイロット、整備士がおり、月20万円にて雇用可能。スリランカより日本まで責任を持って飛行運送いたします」とも書かれています。
出品された機体の画像を確認すると、同機体はかつて日本に存在した日本エアシステム(JALと経営統合済み)でも使用されていたもので、塗装からもまだ当時の面影を感じられます。
落札されなかった場合の行方については、出品者への質問の回答として「解体してしまうことは考えておらず、多方面に問い合わせを行っている」とのことで、即解体されてしまうといったことはないとみられます。
このほかに出品者は寄せられた質問に対して、日本までの運行費は3500万円の中に含まれていることや、落札された場合の輸送時に日本まで搭乗することが可能といったことも回答しています。3500万円では「かんたん決済」の上限を超えてしまいますが、支払うことができるのでしょうか。“かんたん”にはいかなさそうです。
YS-11自体がすでに希少となっているなか出品された実機、気になる方はお早めに……。
(大泉勝彦)
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