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新潟駅「ようこそ!にいがた彩り弁当」(1000円)~秋本番! 新潟の温泉へGo To だ!!

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! 新潟県・新潟駅「ようこそ!にいがた彩り弁当」です。

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年10月19日)


E653系電車・特急「いなほ」、白新線・早通~豊栄間

実りの秋、真っ先に思い浮かぶのは、米どころ・新潟ですね。

今年(2020年)10~12月の間、JRグループや地元自治体が協力して行われる「新潟県・庄内エリア アフターデスティネーションキャンペーン」が開催されています。

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おなじみのGo To トラベルキャンペーンや、上越新幹線も21日前までの予約で半額となる「お先にトクだ値スペシャル」などを活用して、久しぶりに新潟へ足を伸ばしました。


月岡温泉発祥の地

豊栄駅からやって来たのは、新潟県新発田(しばた)市の「月岡温泉」。

豊栄駅と月岡温泉の間には、観光協会と旅館組合によるシャトルバス(片道300円)が、チェックイン・アウト時間帯を中心に運行されています。

月岡温泉は大正4(1915)年、石油掘削中に湧き出した50℃あまりの温泉が起源。

湧き出した辺りには石碑が建てられ、現在は「源泉の杜」として整備されています。

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月岡温泉・ホテル清風苑

源泉の杜のお隣にある「ホテル清風苑」にお邪魔しました。

じつは月岡温泉、エメラルドグリーンの色合いが、とても美しいお湯なんです。

お風呂には5号井(成分総計3510mg/kg、ph8.0、50.4℃)と6号井(成分総計3461mg/kg、ph7.6、49.5℃)の含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉が42℃ほどで注がれています。

たっぷりの硫黄系の香りに包まれて、これはもうゆったりとしたひととき、癒されます!


ホテル清風苑からの月岡温泉街

清風苑の最上階に上がると、月岡の温泉街を一望。

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天気に恵まれ、反対側からは遠く、佐渡の山並みまで望むことができました。

月岡温泉は、“歩きたくなる温泉街”をテーマにまちづくりを行っており、新潟らしく地酒の試飲が楽しめるお店や、せんべいの手焼き体験ができるお店などが点在。

まち歩きだけで、あっという間に1日経ってしまいそうな楽しい温泉街です。


ようこそ!にいがた彩り弁当

そんな新潟の温泉へ、“Go to”を考えているアナタにピッタリの駅弁が登場しました。

10月初めから、新潟駅で販売が始まった「新潟三新軒」が製造する「ようこそ!にいがた彩り弁当」(1000円)です。

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新潟の魅力を発信するプロジェクト「イロドリプラス」とのコラボレーションが謳われており、ポップな印象を受ける帯となっていますね。


ようこそ!にいがた彩り弁当

「ようこそ!にいがた彩り弁当」は、「Go To トラベルキャンペーン」に合わせて発売した新作だそうで、帯には新潟県の地図と朱鷺が舞う様子が描かれています。

さらに「Go To」の文字が入っているのが素晴らしく、コロナ禍の経済対策として行われた「Go To トラベルキャンペーン」を後世に伝える、“歴史的史料”としての価値も出てきそう。

駅弁の掛け紙・帯には、“時代を映す鏡”としての大事な側面もあるわけです。


ようこそ!にいがた彩り弁当

【おしながき】

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  • 枝豆ごはん
  • 焼き鮭
  • 玉子焼き
  • 豆腐ハンバーグ
  • 野菜ミートボール
  • 白身魚フライ
  • 南蛮海老唐揚げ
  • 車麩煮
  • 煮物(いわしつみれ、人参、こんにゃく、ごぼう)
  • 大根なます いくら
  • しば若芽
  • もち米団子
  • 枝豆餅

ようこそ!にいがた彩り弁当

「新潟三新軒」によると、テーマは“新潟らしさ”を前面に打ち出した幕の内駅弁とのこと。

新潟県民が愛する「枝豆」を使ったごはん、焼き鮭、南蛮海老の唐揚げ、車麩の煮物と、随所に新潟らしい食材が入って、ご飯少なめ、おかず多めのトレンドも押さえています。

デザートの枝豆餅まで、おかずいっぱい、飽きることのない構成が嬉しいですね。

新潟旅のスタートに、あるいは旅の〆に明日に向かって、“Go To”したくなる駅弁です。


115系電車・普通列車、越後線・白山~新潟間

新潟駅は長年使われた万代口駅舎が改築に入り、構内も工事が続いています。

新幹線東口改札前の駅弁売場も、工事期間中、新潟三新軒が各社の駅弁を仕入れた臨時売店の形で販売を行っており、引き続き、新潟駅随一の駅弁ラインアップを誇ります。

新潟は、上・中・下越・佐渡、地域によって、さまざまな色合いがあります。

彩り豊かな列車、彩り豊かな駅弁、彩り豊かな温泉、イロイロな色が楽しめる新潟です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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