「ありがとう」を言わない夫に、積極的に「ありがとう」と言い続けたら? 家族間の「思わぬ影響」を描いた漫画がすてき
ありがとうとごめんなさいはしっかり言える人でありたい。
2人のお子さんを育てているnao(@n5555on)さんが、家族のコミュニケーションに関するすてきなできごとを漫画にしています。
naoさんのパートナーは、naoさんに何かしてもらったときでも「ありがとう」と言ってくれないことがあるといいます。パートナーの髪の毛をnaoさんがカットしたときも、「あーさっぱりした!!」と言ってそのまま去って行き、お礼を言うことはありませんでした。
「普通、髪の毛切ってもらったらお礼言わん? プロに切ってもらっても言うけどな……」と頭にきたnaoさんは、naoさんのお母さんに電話をかけ、事の次第を報告しました。naoさんはパートナーが「ありがとう」をあまり言ってくれない状況にあるため、自分は言いすぎなぐらい「ありがとう」と言うようにしているのだそうです。
「『ありがとう』は大事やと思うんやけどなぁ。言うことが当たり前というか普通に言っちゃう」。そう話したnaoさんに、電話口のお母さんは「あら、それはよかった」と返しました。どういう意味だろう、と思ったnaoさんに、お母さんは語りかけます。
「お母さんは、あんたら子どもに『ありがとう』がしっかり言える人になってほしくて、たとえ相手が子どもでも、誰でも、『ありがとう』はしっかり言おうと思ってたから……」「あんたが今、そう思ってるってことは、お母さんの思ってたことが伝わってたんやなぁ。お母さん、今、うれしいです!!」。naoさんが「ありがとう」を大切にし、周囲にも「ありがとう」を言うのを当たり前にして生きてきた背景には、naoさんのお母さんの考え方があったのです。
「そうやったんか…… ありがとうが当たり前の大人にしてくれてありがとう」。naoさんはまた、お母さんにお礼を言いました。そして思い返してみると、naoさんの娘さんも、小さなことでもていねいに「ありがとう」と言ってくれるのです。「ありがとう」は親子三代にわたって、受け継がれていたのですね。
元はと言えばパートナーに「ありがとう」を言ってほしくて「ありがとう」を積極的に言うように意識していたnaoさんでしたが、それを一番見ていたのは、実は娘さんでした。
naoさんは娘さんが、このまま「ありがとう」がしっかり言える、すてきな大人になればいいなと思っているそうです。改めて家族や身近な人たちに「ありがとう」と言いたくなる、優しいエピソードでした。
画像提供:nao(@n5555on)さん
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