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映画館の感染防止ガイドラインが12月から改訂 上映中のスマホは電源オフではなく「マナーモードに設定」を周知へ
映画館側が講じるべき対策として提唱しています。
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全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)は12月1日、「映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を修正および追加した新しい改訂版を発表。その中で、上映中のスマートフォンに関して、電源オフではなく「マナーモードに設定する旨を周知するように努める」としています。
スマートフォンをマナーモードに設定する理由は、新型コロナウイルス陽性者との接触を知らせてくれるアプリ「COCOA」を稼働可能な状態に保つため。これまでは盗撮防止の観点からも、上映中は電源を切ることがマナーとされていましたが、今回は電源を切らないことを来場者に周知するよう、施設管理者が講じるべき対策として提唱しています。
また上記に関連して「接触確認アプリ『COCOA』や地域の通知サービスの活用を利用客に推奨する」が感染防止策として挙げられています。
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なお、マナーモードのみだと視覚的な通知が表示され、バイブレーションが鳴ってしまう恐れがあるため、iPhoneの場合は「おやすみモード」、Androidの場合は「サイレントモード」など、自分の端末から通知をオフにできる設定を確認しておくのがよさそうです。
他にも「発声が想定される場面(休憩中のスクリーン内等)での食事をさせないように周知する」や、「喫食の時間を少なくするために、売店において、小さいサイズ(Sサイズなど)の販売を推奨する」といった食事に関する対策もあり、今後の各映画館の取り組みに注目が集まりそうです。
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読み方は「しょう」ではなく「こ」です。
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